じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]

 岡山七不思議(←私が勝手に名付けただけ)の1つ、京山スカイガーデンの「光る輪」。山上の観覧車が夕日に照らされてこのように輝くものであって、日没の少し前に10分間ほど出現する。光の輪が見られる方向は、日没方位と観覧車の反射角によって日々変化するはずだが、私の住むアパートでは毎年、春分の日の1〜2週間前と、秋分の日の1〜2週間後の時期に眺めることができる。昨年9月27日の日記にも写真あり。


3月8日(木)

【ちょっと思ったこと】

金属盗難の謎

 このところ毎日のように、金属盗難のニュースが伝えられている。ネットで検索したところでは
  • 3月9日0時20分配信・毎日新聞:8日正午ごろ、大阪府豊中市の服部学校給食センターで、屋外の廃棄物置き場にあったいずれもアルミ製の容器や食器など計約1000点が盗難。
  • 3月8日13時1分配信・毎日新聞:神奈川県内で1月から2カ月余で103件2150万円被害。アルミ製の門扉やキッチン台、自転車のチェーン、長さ約3キロの銅線、綾瀬市でステンレス製の車止め1基など。
  • 3月6日12時2分配信・毎日新聞:海老名でステンレス製U字型車止め、藤沢市鵠沼東の歩道橋でステンレス製の側溝のふた17枚、寒川町で、アルミ製の車止めポール3本
  • 2月27日12時1分配信・毎日新聞:川崎市高津区の墓地でステンレス製線香皿大量。小田原市で公衆トイレの屋根から銅板約120枚。
 上記の記事は神奈川県や大阪府のものであるが、他にも、愛知県で鉄板50枚(重さにして90トン)、埼玉県で送電線(長さ30メートル、47万円相当)、このほか各地で、すべり台、半鐘などが盗まれる事件が起こっているという。

 これらの事件の背景には金属価格の高騰があり、また、監視の目が届かない場所が狙われやすいといった困難が指摘されているようだが、私が疑問に思うのは、運搬中になぜ発見されないのかということだ。

 犯罪を防止するために防犯体制を厳重にすることが肝要であることは言うまでもないが、金属というのは、形が大きく、そう簡単には加工できないという点で、現金や宝石泥棒とは明らかに性質を異にしている。現場から盗み出すことができても、運搬中の検問、業者に売り渡したり、船で海外に積み出す際の監視を強化すれば、十分に防げるはず。必要があれば、「買取に際して、盗品でないことを確認する」ことを義務づけたり、違反の厳罰化のための法改正を行えば十分防げるのではないかと思う。