じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]
  10月8日の日記にも記したが、この水曜日に私の研究室で耐震固定工事が行われた。写真は工事直後の様子。本棚を壁で固定。部屋の真ん中にあったスチール本棚とアングルで接合、さらに、2段以上の棚は金具で接合してある。

 この部屋では、平成12年(2000年)鳥取県西部地震の時に、スチール棚の上部が倒れかけたことがあった(2000年10月6日の日記参照)。あの時と同じ「震度5弱」程度なら、今後はそのような被害を受けずに済むだろう。

 なお、この工事の機会を利用して、不要品のほか、古い書類、フロッピーディスクなどを大量に処分した。棚から下ろして床に積んである収納ボックスがまだ30箱ほどあるが、そのまま元に戻すのではなく、中味を点検した上で、保存が絶対に必要と思われるもの以外はバッサリと捨てていく方針。



10月12日(木)

【ちょっと思ったこと】

今年のプロ野球

 各種報道によれば、プロ野球、パ・リーグのプレーオフ、第2ステージで、日本ハムがソフトバンクに1対0でサヨナラ勝ちし、25年ぶりのリーグ優勝を決めた。ファンの方々にはまことに申し訳無いが、日本ハムで私が知っている選手と言えば、派手なパフォーマンスで知られるSHINJOと、ダルビッシュ有投手くらいのものか。失礼ながら監督の名前さえ存じ上げない。

 いっぽうセ・リーグのほうだが、偏屈な阪神ファンの私は、中日のマジックが点灯した後からは、スポーツニュースすら避けるようにしてきた(←阪神が負けるとストレスになるので)。久しぶりにセ・リーグの順位表(10/12終了時点)を見たところ、

●中日:85勝53敗5分け 貯金32

は堂々たる優勝決定だが、2位の阪神だって

●阪神:83勝57敗4分け 貯金26

で堂々たる成績ではないか。球場もしくはテレビ中継を観戦した阪神ファンは5割9分3厘の確率で阪神の勝利試合に接することができたわけだから、今シーズンはけっこう満足できたのではないだろうか。

 それにしても、中日と阪神の貯金合わせて58とはいったいどうなっているのかと思って第3位を見たら、なっなんと、

●ヤクルト:69勝71敗2分け 借金2

となっているではないか。要するに、中日と阪神以外は全部借金生活。これじゃあ、ファンを魅了するリーグには程遠い。

【思ったこと】
_61012(木)[心理]日本心理学会創立80周年記念講演(3)心理学専門家のTraining Models

 だいぶ脱線してしまったが、いよいよ、Overmier氏の講演についての感想。

 Overmier氏によれば、心理学関連の専門家を養成する時の考え方としては、スキルの修得を重視したモデルがある一方、Boulder Model(Scientist-Practisioner Model:科学者実践家モデル)という考え方がある。そのどちらを採用するのかは、国によっても、米国内の州によってもマチマチであるが、米国内では後者の考え方のほうが優勢であるようだ。前者の場合は、あらかじめ定められたカリキュラムに基づいてトレーニングを受け、さらにスーパーバイザーのもとでの一定期間の実践経験や国家試験などを受けて資格を取得するというのが一般的であろう。いっぽう、後者の場合は、とにかく、大学院に進学し、修士号や博士号の学位をとった上で実践家として活躍することになる。Boulder Modelの紹介の中で、「JAPAN: adopted in 1966」というような文字があったのでおやっ?と思ったが、これは、1996年に「Hiroshi Imada氏によって初めて日本で紹介された」という意味であったようだ(但し通訳では今田先生のお名前は挙げられていなかった。関連記事がこちらにあり)。

 講演では、Boulderモデルのほか、
  • Application Methods Only Model
  • Scandinavian 'Psychologist' Model
  • EFPA 'EuroPsy' Model
  • Canadian Psy.D.
という4つのTraining Modelsに言及された。昨日の日記で、日本心理臨床学会主催の国際シンポジウムのことに言及したが、ヨーロッパ各国からスピーカーを招いたというのはたぶん、上記の「Scandinavian 'Psychologist' Model」や「EFPA 'EuroPsy' Model」を紹介するためであったと思われる。




 Overmier氏は、資格制度の導入にあたっては
  • 導入による利得と損失を検討する必要
  • 資格の名称と業務の範囲を明確化する必要
  • 医学と心理学の違いをはっきりさせる必要
  • generalな資格化、細かい領域の資格にするのかを検討する必要
などを挙げておられた。米国の場合は州によりマチマチであるが、とにかく他の領域にネガティブにならないという配慮が必要であること、特に、資格が細分化された場合は、領域間での競合が起こり、大学教員のポスト構成にも影響を与えるという点を指摘された。日本国内ではまさに、臨床心理士養成指定大学院や、臨床心理士のスクールカウンセラー優先採用問題などをその実例としてあげることができるだろう(→こちらの連載参照)。

次回に続く。