じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 8月1日は、夏休み前最後の全学の会議が行われた。写真は会議室の窓から見た岡山市中心部方向。写真上は会議開始前。写真下は会議終了直後。長時間の会議であったことが示唆される。

なお、それぞれの写真の左にある青い塔は、7月15日の日記で取り上げた「岡山タワー」。


8月1日(火)

【思ったこと】
_60801(火)[心理]炎天下のウォーキングに必要はモノはデジカメだ

 7月31日の職員定期健診では残念ながら「前年度より体重減」という数値目標を達成することができなかったが、それにめげず、ウォーキングを続けている。

 8月1日はたまたま、銀行と郵便局に用事があった。いつもなら自転車を使うところであったが、一大決心をして、昼休みに徒歩でそれらの場所を回ることにした。道のりから言えばこの地図の外枠を一周する程度(約4km)であって大したこと無いのだが、30度を超える炎天下を歩くのはけっこうキツかった。
余談だが、この地図は、相当古い情報を元にしているようだ。とっくの昔に移築された岡大事務局棟が表示されている一方、その後に建てられた福利施設(ピーチユニオン)、本部棟、五十周年記念館などが記載されていない。岡山大学に来られる方は、Yahooの古い地図ではなく、大学の最新の地図を参照してください。

 さて、一般的に、こういうウォーキングを決断、実行、継続させる要因は何だろうか?
 強化となる要因としては
  1. 生活習慣病の予防効果。健康体を保持しつつ寿命を延ばす効果。(嫌子【=病気など】出現阻止の強化随伴性)
  2. 職員定期健診で医師・看護師からお説教されずに済む。(嫌子【=お説教】出現阻止の強化随伴性)
  3. 歩数計の数値達成。例えば、毎日1万歩あるくという目標の達成。(1万歩という数値目標を達成することに対して、何らかの好子【自己ルールで自分にご褒美、周囲から賞賛されるなど...】を付加することによる好子出現による強化】。もしくは、1万歩達成できない場合に生じる好子消失を阻止する強化随伴性。)
  4. 歩くことに伴う筋肉の動き、生理変化自体が快感となる(行動内在的強化随伴性)。
  5. 歩いた後に美味しいジュースやビールを飲む(付加的強化随伴性)。
などが考えられる。

 しかし、
  1. このうちの1.は、効果が現れるまでの年数がかかりすぎて、直接強化する力を持たない。
  2. 私自身が土日に泥縄的に山歩きをしたように、健診間近であれば有効だが、今回のようにすでに受診してしまって次回は来年の夏という時期にあっては殆ど意味をなさない。
  3. 3.歩数計(万歩計)は、具体的な数値目標をたててストイックに達成を目ざしている限りにおいては有効だが、機器が壊れてしまったり、何らかの事情で目標不達成が続いてしまうとどうでもよくなってくる。
  4. この炎天下では、歩くことが楽しいという結果はまず得られない。
  5. 歩いた後に甘いジュースや高カロリーのビールを飲めば、ダイエットには逆効果。また、平日の昼休みにはビールなど飲めない。
ということで、上記のいずれも私には当てはまらない。

 その代わりに、いま私のウォーキングを強化しているのは、デジカメを持参して、途中で見かける花や昆虫、鳥、猫、その他珍しい風景の写真を撮ることである。昨日も、散歩中に、炎天下で逞しく花をつけている松葉牡丹やアゲラータムの花を撮影したり、日陰に出現したキノコ、馴染みのネコたち、涼しげな木立、青空と雲の写真などを撮りながらウォーキングを続けた。

 しょせんデジカメ写真などは自己満足であって、日々1〜2枚をWeb日記に掲載するほかは、そのままお蔵入り、そのうち何かの操作ミスで一括削除されてしまう程度の画像ばかりであるが、とにかく、何かを発見しながら歩き、デジカメで見たことの証拠を残すということは、私のウォーキングにとってきわめて強化的である。

 そう言えば、8月1日の日経ニュースによれば、今年1―6月のデジタルカメラの国内出荷台数は424万6595台で前年同期比8.6%増。手ぶれ補正などの新機能や高画素化が買い替え需要を喚起したという。最近のデジカメは、小銭入れに入る位に小型化、軽量化しており、ウォーキング中に持ち歩いても何ら苦にならない。そのうち、ウォーキングとデジカメをセットにした、ポジティブな健康法の検証実験でもやってみようかと考えているところだ。