じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 岡大西門に設置した人間・植物関係学会2006年大会の看板。こういう看板にどれだけ宣伝効果があるのか分からないが、学内の教員や、大学周辺に住んでおられる別の大学教員の方からの飛び入り参加があったほか、2日目夕刻には、卒業生約1名が子連れで立ち寄ってくれた。多少は目にとまるようだ。
ちなみに私自身は、門前にかかっている看板には結構目を通しており、興味があれば当日参加することにしている。2001年9月23日の日記に記してあるように“「共生のための環境教育」国際シンポジウム”などは、まさに、看板の情報を頼りに参加したイベントである。



6月4日(日)

【ちょっと思ったこと】


学会年次大会2日目

 6月3日〜4日開催の人間・植物関係学会を無事終えることができた。

 この種の大会で最も重要な作業は、
  • 参加受付作業(参加者名簿の作成、参加費の管理、資料配付、クローク、お茶サービスなど)
  • 発表会場の整備(会場設営、音響証明、OHP、時計係、質疑のさいのワイヤレスマイク移動など)
の2点に絞られるが、今回は、大学院生2名が中心となって分業体制が確立し、いずれの作業も滞りなく成し遂げることができた。スタッフ各位にまずはお礼申し上げたい。

 以下、今回の大会準備・進行作業の総括をいくつか。

  • 本大会の特徴は、すべての口答発表がOHPで行われた点である。そのため、ノートパソコン&ビデオプロジェクター使用の時にありがちな機器トラブルはなかった(←スキナーの娘婿さんの事例などあり)。反面、OHPはすでに前世紀の遺物化しているところもあり、投影装置を調達するのに苦労した。けっきょく安全策をとって、7500円(運搬料込み)でレンタルするはめに。

  • 本学会の特徴は、発表論文集を学会誌別刷として編集していることであった。それゆえ、論文集自体の編集作業や発送作業は不要となり楽であったが、その一方、会員と非会員で対応が異なるため、受付作業が煩瑣となった。というのは、会員参加者には学会事務局から事前に論文集が郵送されているのに対して、非会員はまだそれを受け取っていないので当日渡しをしなければならない。しかも、会員の中にも、名簿管理上ミスもしくは会費滞納などの原因で論文集を受け取っていない方がおられることが判明した。

  • 理事会で、本大会を含めて、今後、学会から大会開催の補助をいただけることになった。これは安定した大会運営のためにはぜひとも必要であると思う。今回の場合、予約参加費だけでは大幅赤字になりそうな気配だったのでかなり緊縮型の予算計画をたて、かつ、公開シンポの演者も1名の方にお願いするにとどめた。大会開催補助費が確定していれば、全般にわたってもう少し充実できたし、もし結果的に当日参加者が多ければ余剰金を学会に寄附することだってできる。

  • 会場となった岡山大学創立五十周年記念館では、竣工当時からビデオプロジェクターに不具合があり、画面の一部がぼやけてしまうという問題が指摘されていた。今回の公開シンポでも、スクリーンが見えにくい状態が続いた。あとで、記念館事務室の日程表を見たら、なっなんと、6月5日(月)に「プロジェクター修理」と書き込まれていた。ということで、あの欠陥プロジェクターを最後に使用したのが当大会ということになってしまった。

  • このことも要望として出しておこうと思っているが、あの記念館ではたびたび中小規模の学会が開催されている。ポスター発表のパネルをあらかじめ買いそろえておいていただければ、いちいちレンタルしたり、自前で運び込む必要がなくて助かる。その他、当日配布資料を印刷するための輪転機もあると都合がよい。