じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 大学構内で見かけたムスカリと「冬知らず」(カレンデュラ)。花桃の花びらが散って、青、赤、黄、緑(葉っぱ)という、原色風景が生まれている。


4月12日(水)

【ちょっと思ったこと】

今年もまた灰皿撤去を叫ぶ

 12日夜は、駅前のホテルで新年度恒例の教職員懇親会(転出者と転入者の歓送迎会)が行われた。この懇親会で気になるのが、会場内での喫煙である。ホテル側のサービスのつもりかどうか知らんが、立食用のすべてのテーブルの上にはご丁寧にもガラスの灰皿とマッチが置かれている。どうぞタバコをお吸いくださいというつもりなのか。健康増進法が施行され、大学の建物内がすべて禁煙となっているのに、懇親会だったら、大勢の人の集まりの中で喫煙が許されるとでも思っているのだろうか。とんでもない無配慮である。

 そういえば2004年の懇親会の時は、当該年度の幹事が灰皿撤去の要請に応じなかったため、大声で禁煙を呼びかけた経緯がある。昨年度は、代表幹事が自らの手で灰皿を撤去してくれたので事なきを得たが、今年はまたまた、デフォルトで灰皿が置かれている。ホテル側(ホテルグランビア)も幹事諸氏も、もうちょっとこのことに気を遣ってほしいものだ。

 ということで、開会前に受付の複数の幹事に撤去を申し入れたのだが、種々の挨拶が済み、いよいよ乾杯という段になっても灰皿は撤去されなかった。そこで、司会者が「それでは、今年度の会長の音頭で乾杯をお願いします」と呼びかけた直後に、「すいませーん。灰皿の撤去をお願いします!」と大声で叫んだ。ここでやっと、ホテル従業員の手ですべての灰皿が撤去された。

 大声で叫んだことで懇親ムードがぶち壊しになったと感じた方もおられたかもしれないが、それを言うならば、ムードぶち壊しの責任はすべて、開会前にそのことに配慮してくれなかったホテルグランビア(←これで3年連続ではないか!)と幹事側にある。とにかく灰皿を撤去してくれたので丸く収まったが、もし撤去を拒否されたとしたら、少なくとも私は「喫煙が認められているような場所では乾杯はできません! 帰らせていただきます」と大声で叫んで、さっさと出て行ったことだろう。

 大勢の人が集まる場所での喫煙については私はこれまでも厳しい態度をとってきた。もし、そういう私の要求を「自分勝手だ」とか「協調性を欠いた行為だ」と思う人がいたとしたら、とんでもない勘違いだ。大勢の人が集まる場所で喫煙をするなどということはそれ自体が傷害行為であり、犯罪である。それを阻止するのは当然の正当防衛の行使だ。そういう場所でもタバコを吸わなければ我慢できないという人に配慮する必要は一切ない。どうしても我慢できないという人がいたら、入院してでも治してこいと言いたい。





未公開株めぐるトラブル急増というが

 4月13日朝のNHK「おはよう日本」で、未公開株めぐるトラブル急増(4月13日朝の時点ではこちらにネット記事あり)というニュースを取り上げていた。私の記憶に間違いがなければ、5時半ではトップ、6時半ではトップ項目の2番目のニュースであった。

 ニュースの内容は
株式市場に上場されていない未公開株について、「近く上場して必ず高値がつく」などと誘われて購入したものの、その後上場しなかったり株券が送られてこなかったりするトラブルの相談件数が、前の年の同じ時期に比べて6倍に急増していることが、国民生活センターのまとめでわかりました
という概略であったが、詳しくみてみると、6倍というのは「おととし4月から昨年1月まで222件」だったものが、「去年4月から今年1月までは1296件」に「急増」したという程度のもの。全数調査であり数が増えていることは間違い無いが、1296件と言えば、1億2765万人の日本人のうち10万人に1人が被害に遭う程度の件数である。この程度の実数でトップ項目に挙げるほど重大なニュースと言えるのかどうかは疑問である。

 また、相談内容があまりにも稚拙だ。正体の分からない業者に金を振り込むこと自体があまりにも無防備としか言いようがない。そんな安易な方法で金儲けをしようなどと考えるヤツは、未公開株詐欺には注意するようになったとしても、必ず別の詐欺で騙されるに違いない。というか、ニュース自体も視ていないのではないかなあ。




某郵便局の窓口で

 昼休み少し前に学会関係の送金のために某郵便局に行った。局内は比較的空いていたのだが、なかなか受け付けてもらえない。1つの窓口では、年配の女性が家族名義の500万円を引き出したいというようなことを言ってトラブっていた。こういう時にはとうぜん、名義者本人を証明する書類や代理人を証明する書類が必要なはずだが持ち合わせていなかった模様。事情はよくワカランが、何となく、振り込め詐欺に遭っているようにも思えた。

 隣の窓口では、新入生風の男が、定期貯金の期間をどのくらいにするのか、定額貯金のほうがいいのかというようなことで局員と相談していた。そんなこと自分で調べろっちゅうに。いっそのこと横から「今の金利ではどれも似たり寄ったり。普通貯金だけにしておきなさい」とアドバイスしようかと思ったが、営業妨害になっても困るので我慢して待つ。

 残りのもう1つの窓口では、局員が何やら簡易保険の勧誘みたいなことをしていた。

 郵政民営化の流れの中で、局員の応対は以前より大幅に改善されたことは間違いないが、とにかく、待たされるのは困る。ま、そうは言っても、銀行窓口よりは作業が速いようだが。