じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 岡大名物の1つ、六高菊桜が見頃となった。昨年暮れに本部棟の真ん前に移植され、根付くかどうか心配していたが、なんとか無事に花を咲かせた。昨年の写真がこちらにあり。


4月21日(水)


【ちょっと思ったこと】

懇親会場で大声で禁煙を呼びかけるわたし

 21日は新年度恒例の教職員懇親会があった。この懇親会で毎年気になっていたのは、非喫煙者が多数参加しているにもかかわらず、その隣で平気でタバコを吸う人が複数おられることであった。しかし、昨年度には、健康増進法の受動喫煙防止規定を受けて、岡大のすべての建物内で全面禁煙が実施された。いくらなんでも今年は会場内禁煙を徹底してくれるだろうと思って中に入ってみると、なっなんと、立食用のテーブルすべてに灰皿が用意されているではないか。

 一連の挨拶が一通り終わり「それではご自由にご歓談を」となったところで、私は、会場内禁煙とするように呼びかけてもらえませんかと司会者に申し出た(以下、あくまで私の記憶に基づくため、発言内容は必ずしも正確ではない。念のため)。

  • (私)会場内には非喫煙者がたくさん居ます。受動喫煙防止のため禁煙を呼びかけてくれませんか。
  • (司会者)いや、事前にそのようなことは決めていないのでできません。
  • (私)健康増進法が施行され、建物内禁煙になっているではありませんか。なぜ、懇親会場だけ喫煙が許されるのか。禁煙措置を講ずるのは主催者の義務でしょう。
  • (司会者)会場内を禁煙にしてほしいという声はまだ多数の意見になっていません。そのような声が多数あがってきたら来年度以降に実施したいと思います。
  • (私)会場内を禁煙にするかどうかは、多数決で決めることではありません。仮に、100人中1人でもタバコの煙がイヤだという人が居たら、その人の健康に配慮して禁煙にするべきではないか。もういい。司会者が呼びかけてくれないというなら、マイクを貸してください。「参加者の一人から要望が出ました」と言って頂ければ私から呼びかけましょう。
  • (司会者)議事進行に差し支えるので、それはできません。
ということで、残念ながら司会者は私の要望を聞き入れてくれなかった。そこで私はすかさず、もういい、ならば私が大声でと、マイクを使わずに

司会者が呼びかけてくれないので、あえて大声で言わせてもらいます。会場内は禁煙をお願いしまーす。喫煙は外でお願いします。

と叫んだ。和やかな懇親の雰囲気は一瞬、緊張に包まれたようだが、その甲斐あって、タバコを吸い出す人は一人も出なかった。

 主催者が事前にほんの少しでも配慮していれば、喫煙者だって無理に吸いたいとは言わないだろう。デフォルトで全テーブルに灰皿を置くなどというのは、喫煙を誘惑しているようなもの。「禁煙を求める声が多数意見にならなければ呼びかけできない」などという発想は言語道断だ。

 和やかな雰囲気を乱したことは申し訳ないと思うが、受動喫煙防止あってこその懇親会だ。喫煙者が吹きかけるタバコの煙に我慢しながら、なおかつ和やかな雰囲気を保とうなどというのは喫煙者優先の身勝手な発想にすぎない。今回の出来事をきっかけに、今後さらに受動喫煙防止についての理解を求めていきたいと思う。




「ゴリラゴリラゴリラ」と叫ぶ先生

 夕食後の散歩に出かける直前、テレビのスイッチを入れたら年配の教授が「ゴリラ、ゴリラ、ゴリラ...」と何度も叫んでいるのを視た。ゴリラの学名に関するトリビアものらしい。これを見た妻が「ねえ、この先生知っている? A先生って言っていたけれど、こんなお顔だったかしら。」と言う。R研究所のA先生だったら、妻も私もほんのちょっぴり存じ上げていたのだが、顔はふっくらしているし、お年を召していて、わずかに目元に昔の面影が残っているだけだった。ま、それもそのはず。あれから20年近く経っていたのだ。しかし、からかわれるのを承知で、よくぞあのような番組にご出演になられたものだ。