じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 11月30日早朝の月と木星。月齢は27.7。デジカメで地球照が撮影できたのは今回が初めて。 木星のほうはマイナス1.7等星。


11月30日(水)

【ちょっと思ったこと】

ダイエー岡山店閉店

 55店舗の閉鎖を盛り込んだ事業再生計画に基づき、ダイエー岡山店が11月30日をもって閉店となった。同店は1978年11月に開店、ピーク時の1985年度には約107億円の売り上げを記録したが2005年2月期には約36億円まで減少。後継テナントは未定とのことだ。

 ダイエー岡山店は駅のすぐ近くにあり、岡山駅を利用する人たちにとっては便利であったに違いない。しかし、我が家のように、自家用車主体で買い物に出かける者にとって、駐車が面倒であること駅前の渋滞が嫌なことなどあって、利用頻度はきわめて限られていた。子供用のスキー板とデジタル時計を買ったことくらいしか覚えていない。

 かつては、ダイエーと同じ系列のトポスも岡山市内にあった。そのこともあって、一時期OMCカードに入会したことがあったが、2年後に突然、年会費が2倍以上に値上げされた(←最近では無料カードもあるようだが)。このことに腹を立てて退会。そうすると、会員優待割引も受けられなくなるので、ますます利用頻度が減ってしまった。

 カードと言えば、年会費無料のセゾンカードは、もう20年以上も継続している。岡山市内では滅多に利用しないが、上京時には最寄りの西友で買い物ができるので重宝している。カード会員で顧客を囲い込む場合は、年会費は無料にしておいたほうがいいと思う。

 ダイエーの閉店後も専門店街は営業を続けるというが、寂しくなることは間違いない。ダイエーの西側のビルも確か空きビルになっていたはずだ。岡山駅前の活気にも悪影響を与えそう。

【思ったこと】
_51130(火)[心理]国際行動分析学会北京大会(3)

 Third International ABA Conference: Beijing, Chinaの参加感想の続き。

 この会議に出発してから早くも一週間が経過しようとしている。今回はノートパソコンを持参しなかったため、参加の感想を当日夜にまとめておくことができなかった。記憶が失われないうちに、印象に残ったことを早めに書き留めておくことにしたい。


 11月26日の朝には
●Cultural Versus Biological Determinism というPaper Sessionがあった。話題提供は
  • Are Women, People of Color, Asian’s, and Southern European’s Inherently Inferior to the Rest of Us? (Theory). Dr. RICHARD W. MALOTT (Western Michigan University)
  • East is East, West is West: A Behavior Analysis of Cultural Difference (Theory). Dr. MASAYA SATO (Teikyo University)
という2題であった。

 9時台に時間が空いていたので、早めに会場に座っていると、まず、マロット先生(RICHARD W. MALOTT、通称“Dick Malott”)がノートパソコンの設定にやってきた。しばらくすると、Executive Director/Secretary Treasurerをつとめておられる、Maria E. Malott先生が入ってきて、設営の様子を尋ねていた。このお二人はだいぶ前に離婚されたと伺っていたが、別に喧嘩しているようにも見えなかった。アメリカでは個々人の自主独立の生活が原則、日本みたいに、離婚したら口をきかないというような険悪な状態にはならないようである。私が聞き取ったお二人のフレンドリーな会話の中味については、個人情報に関わることなのでここでは記さない。

 いつもそうだが、マロット先生の話題提供は、パワーポイントによるイラスト・写真つき、BGMつきののプレゼンに終始する。発表時間中、自らが口を開くことは殆ど無い。内容は、2000年12月のInternational Congress on Behaviorism and the Science of Behaviorの時の話題提供とさほど変わらないという印象を受けた。

 マロット先生は、私と同様、写真好きで知られている。話題提供が始まる前の時間に、いくつかの写真をスライドショーで披露していただいたが、どうやら前々日あたりから北京に来られていて、一人で自転車に乗ったり、案内板やトイレの便器の写真を撮ったり(←以前、トイレで、便器の写真を撮っておられるところを目撃したことがあるが、何かの研究テーマにしておられるらしい)、いろんな体験をしておられたようだ。




 マロット先生に続いて、佐藤方哉先生の、“East is East, West is West: A Behavior Analysis of Cultural Difference”という話題提供があった。こちらも、何となく、2000年の国際会議の時と似ているとの印象を受けたが、新たな視点として、

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか

が引用されていた。この本が刊行されたのは2003年(訳本は2004年)であったから、2000年のご発表内容に新しい視点が入っていたことは間違いない。おや、この本の訳者が村本由紀子さんだとは今まで気づかなかった。

 ちなみに、「木を見る、森を見る」という視点の違いは、個人主義的人間観と関係性重視の人間観の違いにもつながる。このあたりのことは、昼食時に、佐藤先生にも直接お伺いしてみたところであるが、私信の範疇なのでここでは記さないでおく。