じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真]  8月のアンデス旅行では往路、成田〜ダラス〜マイアミを経由してアルゼンチンのサルタへ向かったが、ダラスで国内線に乗り継ぐ際にスーツケースにカギをかけたまま預けたところ、知らぬうちにカギがすべて壊され中味がかき回されていた。当然、スーツケースを締めることができなくなり、やむを得ず、スーツにゴミ袋を被せてケースベルトで固定して荷物を運ぶことになり、帰国まで不便な思いをした。

 破壊者はたぶんブッシュの手下であろうと思われる。他の空港では搭乗前に必ずセキュリティチェックがあり搭乗者立ち会いのもとにスーツケースを開けることが多かったが、ダラスではそのような機会が無かった。

 もっともこのような破壊は、旅行保険の対象になるようだ。帰国後にスーツケースサービスを依頼したところ、無料で新しいカギにつけかえてくれた。

 このほか、旅行中にうっかりデジカメを水たまりに落とし、レンズカバー(シャッター型)が閉まらなくなってしまったが、その修理費用も全額、口座に振り込まれた。やはり旅行保険には入るべし。



9月28日(火)

【ちょっと思ったこと】

中秋の名月の謎/満月と自然災害の関係

 9月28日は中秋の名月であったが、岡山では秋雨前線と台風21号の影響で雨模様。お月見はできなかった。この中秋の名月については、私にはいくつか分からないことがある。

 まず、中秋の名月となる旧暦8月15日が、年によって満月の日とずれてしまうことだ。
 こちらに紹介されているように、
  • 2004年の場合  旧暦8月15日は9月28日 満月も9月28日で一致。
  • 2006年の場合  旧暦8月15日は10月6日 満月は10月7日 → 1日ずれる。
  • 2007年の場合  旧暦8月15日は9月25日 満月は9月27日 → 2日ずれる。
というように、最大で2日ずれることがある。2004年と2007年は太陽暦ではほぼ同じ月日の9月下旬が中秋の名月となるのに、なんでずれたりずれなかったりするのだろう?

 次に分からないのが、満月の日の月齢である。

 今年9月は、月齢がほぼ14.0の時に満月となる。ところが今年3月の場合は、月齢が15.5のあたりで満月となる(3月7日の8時14分)。月齢とは新月の瞬間から数えた日数のことを言うが、なんで、新月から満月までの日数が違ってくるのだろう。地軸の傾きによるものなのか、月の軌道の傾きによるものなのか、それとも、月の軌道が楕円であるためなのか、何だかよく分からない。

 もう1つ、秋の満月は春の満月より月出も月入も早いそうだ。こちらの表で調べてみると、9月28日の月出は17時31分、月入りは4時48分となっている(東京)。いっぽう、2004年3月7日の満月の月出は17時59分、月入は6時21分であり、やはりかなりの違いがある。春分の日に近い3月と秋分の日に近い9月はどちらも、月が天の赤道付近にあるはずなのに(なぜなら、この時期は太陽も赤道上にあり、満月は太陽の正反対の位置にあるはずだから)、なんでこんなに違うのか、これも謎だ。もしかしたら、太陽の南中時刻のズレが影響を与えている可能性もあるが、それだけでは、月の出ている時間の長さの違いが説明できない。

 ところで、満月は地震、噴火などの災害と何らかの関係があるのではないか、などと言われることがある。阪神淡路大震災が満月に近い時間に起こったことや、大潮が地殻を引っ張るので地震のトリガーになるのではという素人の考えが受け入れやすいために、そういう俗説が広まったものと思う。もっとも、こちらの表などを拝見すると、あまり関係が無さそうにも見える。

 むしろ今一番気になるのが、浅間山の噴火である。最初の噴火は9月1日20時2分であったというが、この時の月齢は16.3で、満月の2日後であった。9月30日あたりに大きな噴火があると、そういう俗説が本当らしく思われてしまいそうだ。