じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 鉄砲百合(新鉄砲百合)が咲き始めた。2001年7月13日の日記に7〜8年ものと書かれてある。今年は10歳か。


7月17日(土)

【ちょっと思ったこと】

ドミニカは2つあった

 夕刻に車を運転しながらラジオを聴いていたら、「ドミニカ」の紹介があった。その時初めて知ったのだが、「ドミニカ」という名前の国は、「ドミニカ国」と「ドミニカ共和国」という2つがあり、全く別であることが分かった。外務省の基礎データによれば
  • ドミニカ国 (Commonwealth of Dominica):面積 790km2(佐渡島よりやや小さい) /人口 7.1万人(2000年 ECLAC)/ 1493年 コロンブスにより「発見」 /1805年 英領植民地 /1958〜62年 英領西インド連邦に加盟 /1967年 英国自治領 /1978年 独立

  • ドミニカ共和国 (Dominican Republic):面積 48,442km2(九州に高知県を併せた広さ) /人口 約823万人(02年:国家統計局) /1492年 コロンブスによるエスパニョーラ島発見 /1697年 島の西側が仏領となる(リスウィク平和条約)。 /1804年 ハイチとして仏より独立。 /1844年 ハイチから独立 /1861〜65年 スペインに合併。 /1916〜24年 米国による軍事占領。 /1930〜61年 トルヒーリョによる独裁 /...いろいろあって、2000年 メヒーア大統領就任 /
 政体は、ドミニカ国のほうが「共和制」、ドミニカ共和国のほうが「立憲共和制」となっている。ソーサを初めとして大リーグ選手を多く輩出しているのはドミニカ共和国のほう。人口、規模から言えば、普通、「ドミニカ」と省略した時には、ドミニカ共和国のことを言う場合が多いように思う。このほか、両国とも台湾との交流がある。

 ドミニカの語源だが、ランダムハウス英語辞典によれば、ドミニカ国に関しては、コロンブスがこの島を「発見」した1493年11月3日が日曜日(ラテン語 di[e]s dominica)であったことにちなむようだ。ドミニカ共和国の英名「Dominican」のほうは「聖ドミニクス(St.Dominic)の」、「ドミニコ会の」という意味があるが、これと関係があるかどうかは調べきれなかった。

【思ったこと】
_40717(土)[心理]「活きる」ための心理学(9)クイズで学ぶ

 自治体主催の生涯学習講座の出講3回目(7月17日実施)のメモ。3回目のテーマは「物事を多面的に捉える力を磨く」。概要は
 情報が氾濫する現在、ともすれば、報道をそのまま信じたり、一面的な見方だけに囚われたりする恐れがあります。対人理解、物事の因果関係、主観的確率判断などの認知を歪める要因を挙げながら、クリティカルな思考力を磨きます。
となっていた。

 過去2回が、しゃべりっぱなしの授業であったので、今回の前半は、「多面的に捉える力を磨く」という趣旨に沿って、まず9問の「画像クイズ」と、7問の「文章クイズ」を解いてもらった。

 「画像クイズ」のほうは、知覚心理学や社会心理学の授業でしばしば使われる、多義図形、図と地の反転、隠し絵など。版権の問題があるので、Web公開は控えさせていただく。

 「文章クイズ」のほうは、認知の「スキーマ」や確率判断に関するものであった。こちらも著作権の問題があると困るので、なるべく、リンクの形で問題を紹介させていただく。

  • 第一問 これは何について書かれてあるか。出典は、Bransford & Jhonson,1973
    こちらの問2。

  • 第二問 DHMO(ジハイドロジェン・モノキサイド)とは何か
    一酸化二水素の寓話。但し、かなりアレンジされている。「DHMOは危険」の発案者が誰か? カリフォルニア州アリソ・ビエホの町がDHMOが含まれるという発泡スチロール製のカップやタンクを市のイベントで用いるのを禁止する法案までつくったというのは本当の話か、など、いろいろ尾ひれがついているサイトもあり、この点は未確認。

 第三問以下は、次回に。