じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 岡大・農場の一角で早くもヒマワリの花が咲いている。ここは昨年ヒマワリ畑となっていたところだ。ヒマワリに限らず、種を蒔いて丁寧に育てた苗に比べると、種がこぼれて勝手に育った株のほうが遥かに逞しい。これは決して「ほうっておいたほうがよく育つ」という根拠にはならない。勝手に育った株というのは、実は、こぼれ落ちた何百、何千もの種の中で、淘汰され、生き残るべくして生き残った最強の株であるからだ。


6月18日(金)

【ちょっと思ったこと】

デジカメのストラップピン

 娘が使っているデジカメのメーカーから、無料点検・修理の案内が届いた。当該製品では、ストラップ固定用のピンが抜け落ちる可能性があり、万が一、ピンが製品内部へ脱落した場合、回路ショート等により、内部が発熱する可能性があるというのである。デジカメの無料修理などというと、焦点調整や画像処理の機構部分の欠陥を思い浮かべてしまうが、ストラップピンに問題ありというのはちょっと意外だった。

[写真]
 このことで興味を持って、私の家にある他のデジカメ(別メーカー)やケータイをもチェックしてみたところ、殆ど同じ型番であっても、縦型にピンを埋め込むタイプ(写真左)と、横棒型(写真右)のタイプの2種類があることに気づいた(上記の無料修理の案内が届いたのは横棒型タイプ)。また、娘の持っているケータイは、横棒タイプに近いが、本体一体型であることが分かった。たかが、ストラップピンとは言え、これが万が一にも外れるようであると、落下破損の原因になりやすい。本体機能と同じくらい重要な役割を果たしているとも言える。次回何かを買う時には、この部分の頑丈さにも注意を向けたいと思う。




温泉の塩素消毒

 分担授業が増えたことにより、今週から、月曜から金曜日まで毎日授業を担当することになった。来週土曜からは、自治体の生涯学習講座での講義も始まる。オーバードクター時代には週13.5コマも受け持っていた私であるが、さすがにこの歳では、連日の授業は負担が重い。しかも、それぞれの授業科目がすべて異なる内容であるから大変だ。

 そんなこともあって、休みの日には、近くの温泉(健康ランド)で骨休めをすることが多いのだが、少し前、その健康ランドの休憩室で、「名湯秘湯が消える」というショッキングな番組がたまたま放送されていた。健康ランドの休憩室でそういう放送が流れるというのはまことに皮肉ぽっいところだが、他のお客も神妙な顔つきでそれを視ていた。

 番組によれば、全国各地の温泉で、レジオネラ菌対策のために塩素消毒を義務づる自治体が広がっている。温泉といっても、同じお湯を循環して使うタイプと、源泉から引いた湯をかけ流し式で浴槽に注いでいるタイプがある。後者のタイプは、毎日湯を抜いて浴槽を念入りに清掃している限りは、そう簡単にはレジオネラ菌は繁殖しない。しかし、レジオネラ菌による死者が出たことへの事なかれ主義的な対応から、すべての公衆浴場に条例で塩素消毒を義務づける自治体も増えており、道後温泉本館(松山市)もこれに含まれているという。

 私がよく利用する某健康ランドを含め、県内の日帰り温泉浴場の中にも、塩素臭がきついところがある。たいがいは循環方式をとっているようなので致し方ないが、せっかくの温泉で塩素、というのはあまり気分のよいものではない。

 もっとも、私の場合、健康ランドでは、お湯よりもサウナに入る時間のほうが長い。特に気に入っているのは、体じゅうに塩をまぶして入る「塩サウナ」である。健康によいのか悪いのかはよくワカランが、とにかく、これに入ったり、水風呂で涼んだりしているのが一番気持ちがいい。この限りにおいては、塩素の影響は水風呂だけに限られてくる。

 元の話題に戻るが、源泉から引いた湯をかけ流し式で浴槽に注いでいる温泉であるなら、毎日浴槽をきっちりと掃除している限りは、塩素消毒などしなくても済むように思う。いくつかのサイトで強調されているが、事勿れ主義で塩素塩素と頼っていたのでは、温泉ファンから敬遠され、自分で自分の首を絞めることになりかねない。いっぽう、「塩素無し、源泉かけ流し」を積極的に売り込む温泉もある。十津川温泉などがその一例である。岡山県内でも、岩の割れ目からちょくせつお湯が沸き出してくるような温泉がいくつかあるが、本当に気持ちがよいものだ。