じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] [今日の写真] 6月としては滅多にないほどによく晴れ上がったので、夫婦で、とっとり花回廊→大山(江府〜鏡ヶ成〜鬼女台)→蒜山(ジャージーランド)をまわってきた。

 とっとり花回廊は、今は各種の百合が見頃となってきている(写真左)。このほか、ハーブやバラの花壇もあり、大山を借景に雄大な景色を楽しむことができた。

 花回廊からは、溝口ではなく江府方面に国道を走り、鏡ヶ成方面に登った。途中、水田を前景に大山の南壁を眺めることができた。田植え直後の水田との組合せは、この時期ならではの風景だ(写真、中上)。

 16時50分頃にジャージーランドに到着し、売れ残っていた最後の一本の牛乳を飲む。そのあと牧草地で、妻に「おーい、写真をとるぞ」と声をかけたら、なぜか牛がいっぱい向かってきた(写真右)。ちょうど17時となり、移動の時刻にあたっていたのだろう。ジャージーランドを17時10分頃あとにして、米子道〜賀陽IC〜吉備高原都市→岡山空港経由のルートをとったところ、18時50分にはもう家に着いていた。所要時間が2時間未満というのは、日帰り旅行として妥当なところだ。なお、蒜山には昨年6月8日にも訪れていた。


6月5日(土)

【ちょっと思ったこと】

体験無しに感動無し

 昨日の日記で、6月5日夜に、血液型関連番組が放送されることの問題点について書いた。放送そのものはDVDハードディスクに録画したが、番組自体は全く視ていない。理由は、娘が裏番組「THEスペシャル!たった1分のVTRで泣けるって信ジマスか 感動しない若者50人を絶対に泣かせます」に熱中していたためである。

 ごく一部しか視ていないが、要するに、いろいろな人の苦労話のようなVTRを50人の若者に見せて、感動したらリタイア、感動しない場合は、顔にモザイクをかけたまま、いろいろと文句をつけさせ、別の映像で、今度はどうか、今度こそ涙を、と迫っていく企画であったようだ。

 とはいっても、お涙頂戴物とは異なり、他人の真摯な努力を第三者が「勝手にやれば。自分は自分、感情移入はできない」とあざ笑っているようなところがあり、あまり感心できなかった。途中から夕食後の散歩に出たので、結末がどうなったのかも知らない。

 ネットのTV番組解説によれば「感動や涙を流すことを忘れた五十人の若者に、”胸が熱くなる”実話を、実際の映像や写真を交えて紹介する。」という趣旨であったようだが、そもそも感動などというのは、自分の体験との類似性なしにはなかなか生まれてこないものだ。野生動物の生きざまに感動できる部分があるのは、例えば、親子の絆や別れのシーンに自分自身の過去の思い出を重ね合わせることができるからこそなのである。直接体験の無い人間が、第三者の実話を短時間見せられて感動するとしたら、むしろ、バーチャルな世界との混同が危惧される。





リニア彗星の観察打ち切り

 6月5日の夜は3日連続でよく晴れ上がったので、3番続けてリニア彗星(C/2002 T7)を探索した。この日こそ、アルファルド(うみへび座の2等星のα星)のすぐ近くに見えるはずであり、月の出前に何度も双眼鏡を向けてみたが結局、それらしき光を確認することができなかった。ニート彗星(C/2001 Q4)のほうは、ぼんやりとそれらしき光が見えたものの、しばらくすると消えてしまう。6日からは実質梅雨入りとなるので、これ以上の観測条件は期待できない。ということで5日をもって、彗星見物は打ち切り。