じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [写真] 蒜山高原のルピナス(写真左)とジャージー牛(写真右)。 ルピナスは夏越しが難しいせいだろうか、夏が涼しい地方のほうが大株になるようだ。 この牛の格好を見て谷岡ヤスジ氏のマンガ(たとえば、この風景)を思い出す世代はずいぶん少なくなってきただろうなあ。


6月8日(日)

【思ったこと】
_30608(日)[一般]空き缶をポイ捨てする学生は社会に出る資格なし

[写真]  心理学動物実験室の前には水道の蛇口があるため、近くのグラウンドでソフトボールなどをしている学生たちが、水を汲みに来たり、汗や泥を流すためにやってくることがある。土日は建物はロックされているし、他に適当な蛇口も見あたらないので、この程度のことは黙認しているのだが、希に空き缶やペットボトル、吸い殻などをポイ捨てする不心得がいる。4月以降、ロープをはったり、看板を出して、ゴミを捨てないように注意を呼びかけてきた。

 これによりポイ捨ては大幅に改善されたのだが、一人だけ、同じメーカーのコーヒーの空き缶を蛇口横の目立たない場所に捨てる不届き者がいる。時間帯、捨てる場所からみて同一人物であることは間違いない。過去2回は私のほうで回収したが、これ以上甘やかすわけにはいかない。捨てられた空き缶に「ここに空き缶を捨てた者 これで3度目 社会に出る資格なし」と警告文をつけて、蛇口にぶら下げてやった。これで効果があるかどうか、しばらく様子を見たいと思う。

[写真]  今回はたった1個の問題であったが、大学構内では相変わらず、空き缶やペットボトルのポイ捨てが目立っている。写真右は先日の朝、自転車置き場前で撮影したもの。前日の夜、私が帰宅する時には、この場所には男子学生2名が座り込んで談笑していた。彼らが犯人であるという証拠は無いのだが、タバコの煙を不快に感じたので、吸い殻をポイ捨てした可能性はきわめて高い。とにかく、空き缶や吸い殻をちゃんと捨てることさえできないのか、そんな奴らを卒業させたってロクな人間にはなるまい。猛反省させて始末書を書かせるか、さもなければ退学処分とするのが妥当ではないかと思う。




 ローカルなTVニュースではしばしば、河川敷、海岸、登山道などの清掃ボランティア活動が紹介されることがあるが、「これだけゴミが回収できました」といってニコニコしている様子は、どこか間違っているんじゃないかなあと思わざるを得ない。

 確かに、自分達の町を自分達の手できれいにしましょうという精神は100%正しいことであるし、その目標のために力を合わせること自体はコミュニティの活性化につながるだろう。とはいえ、空き缶、吸い殻、その他、ファストフードやコンビニで買った食べ物の容器など(2月16日の日記参照)などはすべて、心ない人、もっとはっきり言えば、この社会で生活をしていく資格の無い人たちの不始末であり、ボランティア参加者はその尻ぬぐいをしているに過ぎないのである。ならば、「これだけゴミが回収できました」などとニコニコしていてはいけない。最後にみんなで集まり、一昔前の労組の集会のように「シュプレヒコール! 不心得者を許さないぞ! 不心得者はこの町から出て行け! 地球から出て行け!」と叫び、拳を高く上げて怒りを顕わにすべきであると思う。




 もし、人間が、道徳的なコントロールだけで環境を守れないとするならば、もう1つ、全く別の解決策としてはデポジット制の導入がある。空き缶やペットボトルに10円程度を上乗せしておき、回収機まで返しに来た時にそのお金をバックするという方式である。岡大生協では試験的に、紙コップの回収にデポジット制を導入しているようだが、空き缶やペットボトルまで導入すると生協以外で買った缶やボトルまで換金しようという不心得者が出てくることなどに対処できない。こういうものは地域あるいは全国レベルで導入するべきであろう。ま、できることならば、道徳的なコントロールだけで解決していきたいものだが。