じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 羽化の季節を迎え、大学の建物の中に入り込んでくる蛾が見られるようになった。図鑑によれば、写真上半分はシロツバメエダシャク、下半分はシロオビアオシャク。いずれもシャクが科の仲間。シロツバメエダシャクの食樹は珊瑚樹だという。そう言えば、建物のすぐ横に珊瑚樹がたくさん植えられていた。


5月26日(水)

【ちょっと思ったこと】


史上最短の教授会

 水曜日は、定例の某学部教授会が開催された。大学内部の話題なので詳細な記述は避けるが、会議時間はなっなんと1時間。定例の教授会でこんなに短かったのは、赴任以来初めてであった。

 その理由は、審議事項の大半を代議員会に委ねるようになったためである。あまり知られていないことだが、このような仕組みが実現した一因には、私の「爆弾」発言がある。2/17の日記を参照されたい。あの時点では「法人化後も教授会はほぼ従来通りの内容について審議する」という提案でまとまりかけていたのだが、たまたま私が代理出席してそれをひっくり返した。あの時代理出席していなければ、相変わらず20時、21時、..と、毎月のように延々と会議が続けられていたに違いない。




政府専用機追記

 昨日の日記で、政府専用機についての疑問をいろいろ書いたところ、さっそく、読者の方々から各種情報をいただいた。

 まず、こちらの画像に、政府専用機内部の写真が公開されていた。機体後部は一般客室、その手前は随行員室となっており、このあたりは、一般のジャンボ機と大差なさそう。(←追記。その後、リンク先がアクセス不能となった。機密情報だったのだろうか。) [再度追記]上記の画像は、開設者のTopページから辿る限りは閲覧できるようだ。たぶん、画像への直リンクが拒否されているだけなのだろう。もっとも、何か問題がおこると困るので、ここではリンク先は記さないでおく。

 上記リンク先の図には明記されていないがスポニチ2002年9月17日記事によれば、
エンジンから離れもっとも静かな機体最前部にあるのは、首相ら要人が過ごす貴賓室で、長時間のフライトでも横になって休めるようベッドも置かれ、貴賓室横にはシャワールームも”完備”。独身の小泉首相には縁がないかもしれないが、ファーストレディーが利用する婦人室も備えている。
と記されてあった。別に「政府専用機のどのあたりに首相が座るのかは国家機密」という情報もあったが、上記記事からは大体の場所が推測できてしまう。

 万が一の故障に備えて、緊急脱出用のパラシュートや、小型機(ジャンボ機内部から飛び立てるかどうかは不明)が格納されているのかと思ったが、リンク先を見る限りは、そのようなものは無さそうだ。

 このほか
  • 機密性の保持などの点においても専用機である必然性はあるのではないか。
  • いくら拉致被害者家族とはいえ、北朝鮮で徹底した思想教育を受けている以上、何らかの指令を受けて乗り込む可能性も皆無とは言えない。
といった情報もいただいた(いずれも長谷川のよる要約)。ありがとうございました。

 ま、私自身も機密性を保持した専用機の必要性は認めるし、一国の首相が使う飛行機が安物の小型機というのでは威厳を損ねることになるとは思う。

 もっとも、2機同時運航の必要性については臨機応変に対処してもよいのではないか。近隣国でかつ友好関係にある国に訪問する場合であれば、専用機は一機のみ飛ばし、万が一機体に故障が発生した場合に限って、日本から予備機を発進させても支障ないように思う。ま、今回の北朝鮮の場合は友好関係にあるとは言えないので、2機同時運航のほうが万全であるだろうが。

 あと、日本の首相の場合は、米国大統領のように強大な権限が与えられているわけではなく、また、カリスマ的なリーダーに統率されているわけでもない。危機管理を徹底する場合には、政府専用機の機能を強化するのではなく、首相不在時の代行指揮体制をきっちりさせておくことのほうが重要ではないかと思ってみたりする。


ニューヨークの遊園地も時計回り?

 朝8時前に家を出ようとしたらフジTV系のモーニングショー番組で、ニューヨークからの中継をやっていた。面白いと思ったのは遊園地の遊具の回転方向である。メリーゴーランドなどの回転型遊具は、映像から見える限りは皆、上から見て時計回りに回転していた。遊具の回転方向については98年6月13日の日記などに書いたことがある。車が右側通行の米国では、遊園地の遊具は反時計回り(=乗り物の進行方向に向かって右側から乗車)になると思っていたのだが、そうでもないのか。