じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

5月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] 今年も食虫植物の1つ、サラセニアの花が咲いた。2002年5月10日の日記に掲載したものと同じ株。株はちっとも太らないが、毎年一輪だけ、確実に花をつけている。


5月20日(木)

【ちょっと思ったこと】

通勤手当「6カ月定期代の1/6相当分」は著しく不利か

 今年の3月下旬に、国立大学法人給与規則により通勤手当の額の変更が行われたという。定期券通勤者には通勤手当が支給されているが、その額を「6カ月定期券代の6分の1とする」という内容である。これに対する苦情を紹介するチラシが、大学のレターボックスに入れられていた。

 しかし、その「苦情」のなかには、少々ツッコミを入れたくなるような妙なものがあった:
6カ月定期券は高額となり、紛失した場合の損失も大きいことから、6カ月定期券の替わりに、1カ月定期券6枚に分けて購入する場合は、割高となり、その差額を職員が自己負担することになります。
 単に高額で購入困難であるというなら分かるが、「紛失した場合の損失も大きいから替わりに1カ月券6枚を買う」などと言う人は、ちゃんと自己管理ができているのだろうか。そういう人は、免許証や保険証も毎月のように紛失するに違いない。

 また、
遠距離通勤、新幹線通勤等の職員もあり、高額な6カ月定期券の購入は、職員に過大な負担を強いることになります。
という意見も紹介されていたが、これからは、通勤手当も国立大学法人の財政に直接関わってくることになる。大都市ならともかく、岡山のような地方都市の大学に通勤するのになんで新幹線を使わなければならないのだ。在来線では通勤に何時間もかかるから新幹線が必要というような教職員は、大学周辺の職員宿舎に引っ越してくるべきではないかなあ。

 もっとも、こうした苦情の中には、納得できるものもある。例えば、4月に6カ月定期を購入しようとすれば、4月時点でトータルの額に見合った手当が支給されるべきだ、という意見である。4月に6分の1しか支給されなければ、給与の少ない職員は生活費を切りつめないと定期券の購入ができない。せめて、購入経費の無利子貸し付けをするといった配慮はあってもよいように思う。




アカンダナ山とは何か?

 台風接近による大雨が気になって国土交通省のレーダーを眺めている時、偶然、同じサイトの中に火山の資料のページがあることに気づいた。その下のほうには、北海道から沖縄に至る各活火山の解説、観測・解析結果がエリア別に紹介されている。火山に登ることの好きな私にとっては、貴重な情報が満載されていることが分かった。

 北海道の一覧には、北方領土を含めて29の活火山が紹介されている。このうち私が登頂したのは13であり、未だ半分にも満たないことが分かる。九州地方では20の火山が紹介されているが、登頂したことがあるのは7で、こちらも半分に満たない。まだまだ、新しい山に登る楽しみが残っている。

 そんななか中部地方の火山の中に、アカンダナ山という聞き慣れない名前の活火山があることに気づいた。資料によれば、アカンダナ山は、長野・岐阜県県境の安房峠の北西に位置し、1995年には山頂の東約4kmの安房トンネル建設作業現場において水蒸気爆発が発生し、水蒸気、微量の硫化水素が噴出。その衝撃によって引き起こされた土砂崩れにより、作業員4名が犠牲となるという事故があったようだ。

 ネットで検索したところこちらに写真入りの山行記録があった。

 それにしてもどうしてこんな妙な名前がついたのか、いろいろ探してみると、こちらに、「アカンダナ山(赤棚山)」という記載があった。たぶんこれに由来するのだろう。