じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] アネモネ。花の外観だけで比較するなら、チベット高原に咲くブルーポピーに引けをとらない美しさだ。ちなみに3月31日朝の気象情報コーナーによれば、春をイメージする色として「ピンク」と答えた人が39%、黄緑が30%、黄色が7%であったという。このように「青」は春とは結びつきにくい色ではあるが、それだけに貴重であり目立ちやすい。


3月30日(火)

【ちょっと思ったこと】


金融商品の落とし穴と自己責任

 3月30日のNHK「クローズアップ現代」で証拠金による外国為替取引被害が急増しているという話題を取り上げていた。詳しい仕組みは分からないが、例えば100万円の証拠金だけで、10万ドルの取引をする。1ドル105円の場合は1050万円の評価額であるが、106円になれば10万円分を儲けることができる。その一方、104円、102円というように円高が進めば追加の証拠金(追証)が発生、さらにはその追証の支払いのために高利で借金をし泥沼に入り込むという内容であった。

 番組では主として、法整備の欠陥、消費者保護の必要を説いていたが、さてどんなものかなあ。根本は「絶対儲かる」などと言われてその気になってしまった被害者自身に甘さがあったのではないだろうか。ちょっとでも損をすると法律や行政に責任をなすりつける人がいるが、世の中そんなに甘くはない。大金を投じる以上はそれなりの自己責任が伴う。

 行政や法律は、まずは一般的な犯罪、つまり強盗、組織暴力、性犯罪などを防止するために機能すべきである。金融取引に関して言えば、善良な管理を裏切るような詐欺や偽造を徹底的に取り締まることが先決。しかし、自己責任に帰すべき部分まで法律で守れというのは過保護だ。例外的に、マインドコントロールに引っかかりやすい若者や、判断能力の低下したお年寄りを保護する必要はあるだろうが。





NHKのマツイ偏重報道続く

 昨日の日記でNHKがマツイだけに焦点を当てて阪神とのオープン戦の内容を伝えたことを批判したばかりであるが、31日朝6時台のNHKニュースでもマツイ偏重は相変わらず続いている。この日はまず冒頭のトップ項目の1つとして「開幕戦 松井選手2塁打」という見出しを挙げ、そのあとのスポーツコーナーでもトップで松井選手の各打席の様子やインタビューの模様を放送していた。第一打席で2塁打を打ったと言ったところで、結局は4打数1安打、しかもヤンキースは大敗している。松井選手の2塁打に、トップ項目に挙げるほどのニュース性があるとは到底思えない。受信料を徴収し、公共放送としての使命を果たすべきNHKにあるまじき偏重ぶりであると思う。