じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 文学部中庭の桜。あと数日で満開となる見込みだが、春休み真っ只中ということもあり、花見に来る人は殆ど居ない。


3月29日(月)

【ちょっと思ったこと】


ケータイの文字入力の仕組みを初めて知る

 我が家ではこれまで、妻がプリペイド式を使っているだけで、ケータイにはあまり縁が無かった。ところがここへ来て妻や娘の強い要望により、新たに、妻、息子、娘のために3台分の契約をすることになった。その結果、私の手元にも妻のお古が回ってきた。プリペイドの残額があるので勿体ないから使ってくれということだ。

 そんなわけで、ケータイを手にしてみるが、ここで初めて文字入力の配列を目にすることになった。老眼鏡をかけないと読み取れないサイズではあるが、妻のお古には、上から3行にわたって123、456、789と3行にわたって数字が並んでおり、4行目は「*」と「0」と「#」になっていた。これはプッシュホン型の固定電話と同一であり、電卓やパソコンのテンキーボードとは正反対だ。電卓やパソコンに比べると「0」や「1」の数字を使う必要が相対的に少ないためだろうか。

 面白いのは平仮名の配列である。1、2、3、...に対応して「あかさたなはまやら」が割り振られており、「0」が「わん」となっている。偶然なのか、そのように作られたのかは調べてみないと分からないが日本語の50音というのは10進法にじつにうまく対応しているものだと関心してしまう。

 では、アルファベットはどうするのだろう。これは、2のキーから9のキーまで順番に、「ABC」、「DEF」、「GHI」、「JKL」、「MNO」、「PQRS」、「TUV」、「WXYZ」が割り当てられているようだが、これって、英語入力をする人にとってはずいぶん不便なのではなかろうか。そもそも、アルファベットの配列には何の規則性も合理性もなく、母音に使う「AIUEO」も、特に使用頻度の高いEやSなどの文字も特別に配慮されているわけではない。このことで初めて興味を持ったのだが、英語圏の携帯電話でも同じ配列になっているのだろうか。

 いずれにせよ、よくもこんな不便なキーボードで日本語や英語入力ができるものだと感心してしまう。ま、入力が面倒であればあるほど、悪口雑言を並べ立てるのも面倒になってくるのだろうが。





NHKは今年もまたマツイ偏重報道か

 3月29日、阪神タイガースとヤンキースのオープン戦が東京ドームで行われたという。その内容についての19時台のNHKニュースは、マツイの前日の対巨人戦ホームランの映像から始まり、本人のインタビュー、全打席の紹介と、破格の扱いでマツイを紹介した。また、阪神戦ではヒット一本、盗塁失敗、大した活躍をしていないのに、やれ連続ヒットだとか、打率が3割を超えているとか、良いことずくめのファンサイト報道である。阪神ファンとしては、タイガースの各選手ががヤンキースを相手にどんな活躍をしたのかを少しでも多く紹介してほしいところであったが、ま、それは民放のスポーツ番組で取り上げてもらえばそれでよい。とにかく公共放送であるはずのNHKが、なんでこんなにマツイばかりを取り上げるのか、受信料を払っている一人として疑問を感じざるを得ない。

 昨年のNHKのマツイ偏重ぶりはひどかった。7月6日の日記にも書いたように、朝のニュースでは、「まずは松井から」、「まずは大リーグから」の姿勢がずっと続いていた。時差の関係で、大リーグの試合に速報性があることは承知しているが、前夜のプロ野球のハイライト映像を翌朝のスポーツニュースで見たいという視聴者も多いはずだ。そういう時間をカットして、マツイのインタビューや第一打席の結果を伝えるのはどんなもんかと思う。

 翌日30日の6時半過ぎのスポーツコーナーでは「大リーグの日本戦略」と題して、子どもをターゲットとした大リーグ機構の宣伝活動を紹介していたが、本当のところは「大リーグ中継を利用したNHKのBS戦略」だったりして...。なお、30日の6時のNHKニューストップ項目には「大リーグ、本日、日本で開幕」があがっていたが、7時のニュースの時には「春の園遊会2400人招待」に入れ替わっていた。大リーグ偏重に抗議が寄せられたためなのか、ニュース編集者の違いによるものかは不明。