じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 八重咲きの桃の花が開き始めた。


3月27日(土)

【ちょっと思ったこと】


街角のブロードバンド・セールスで1万円損をした私

 3/25の日記で、新入生に対して行われる種々の勧誘についてご注意を申し上げたところあるが、じつは私自身、先日、街角でのブロードバンド・セールスで意に反した申し込みをしてしまった。

 これまで我が家ではアナログ回線からのダイヤルアップ接続(電話代込みで3分間10円)を細々と利用してきたところであったが、これではあまり不便ということで、少し前にBフレッツの申し込みをしていた。ところが、ちょうど勧誘を受ける直前、私の住むアパートには当分光ファーバーは引き込めないという連絡が入ってきた。それならADSLしか選択肢が無い思っていたところ、街角で「1〜2分で済みますから...」という誘いがあったので応じてしまったわけだが、実際は1〜2分どころか10分以上かかってしまった。それはそれでよいのだが、後でネットで確認したら、我が家の利用環境に適したもっと安い契約条件があったことに気づく。もう少し情報を仕入れてから申し込んでおけばよかった。

 さて、勧誘員によれば、この某大手ブロードバンド業者は8Mから45Mまで4段階のサービスを提供しており、また12M以上では無線LANパックのオプションがあるということだった。私は、動画などには興味が無く、また家の中では1台しか繋がないし、BBフォンも現状では不便なことが多いと聞いているのでから8Mでいいと言い張ったが、勧誘員は私には理解不能の業界用語を並べ立てて12Mでないと損だといって執拗に勧誘する。急いでいたこともあり結局12M(無線LANパック無し)で申し込んでしまった。

 ここからが大変である。勧誘員は携帯でNTTの116に電話して本人確認をとるという。ここで少々疑問に思ったのだが、私の家の電話番号は電話帳には掲載していないし、とうぜん番号案内でも公開されない設定になっているはず。116は、誰が尋ねているのかも分からずにそんなに簡単に回線名義人確認を与えてしまうのだろうか。本人確認については最終的に免許証提示というステップがあったから第三者がなりすましで申し込むことはなかろうと思うが、116がどういう理由で回線名義人確認に応じているのかは謎のままであった。

 それはそれとして、後でネットで確認したところ、この大手ブロードバンド業者は、じつは3月15日から4月15日まで「8M、BBフォンなし」の申し込みに対して1万円キャッシュバックのキャンペーンをやっていることに気づいた。街角の勧誘では私は最初から8Mでいい、BBフォンは要らないと言っていたのにもかかわらず、勧誘員は一言もこのキャンペーンのことを口にしなかったのである。

 もちろん、今の時点ではまだお試し期間なので、変更もキャンセルも自由にできる。しかし、「キャンペーン適用条件」に目を通したところ、「3月15日以降に解約およびキャンセルして本キャンペーンに再度申し込んだ場合も受け付けるが、1万円キャッシュバック適用対象外となる」と書かれてあったのだ。これでは丸損だ。

 これはあくまで素人判断であるが、ADSL、光ファイバー、電灯線利用などいろいろな技術が開発され接続業者間の競争が激しい現状にあっては、この種の契約はなるべく一年単位で行い、解約時に負担が増えないようにしておくのが得策ではないかと思う。最近はどの業者も、「工事費無料」やら「○ヶ月間無料」をうたい文句にしているが、長い目で見れば、解約・乗り換え時にどれほどの負担がかかるのか、こちらのほうが重要なポイントになる。さて、私が申し込んだ業者の解約条件はどうなっているのだろうか。もう一度細かく点検してみようかと思う。