じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 妻が作成した春のドア飾り。


2月13日(金)

【ちょっと思ったこと】

受験数学と小論文のリスク

 1月16日の日記にも書いたように、2〜3月には、子どもたちの受験がある。たぶん大丈夫だと思っているのだが、心の片隅には不安が潜んでいるらしく、最近は、受験の夢を見ることが多くなった。昨晩は、なっなんと「いまから私も大学入試を受けに行ってくるわ」と妻に言われて慌てた夢を見た。

 入試が気になる一因として、大学入試の数学で失敗したという私自身のトラウマがあるようにも思う。幸い、英語や化学と地学(←私は理系学部に入学後、文学部に転学部した)で高得点がとれたので合格できたものの、数学の得点はおそらく30%以下であったと思う。

 この日記にも何度か書いているように、中学・高校時代、数学は私の最も好きな科目であり、数学者になりたいと思った時期もあった。しかし、私が好きだったのは、『大学への数学』誌の「今月の宿題」(当時)や『数学セミナー』誌の「エレガントな解答を求む」などに出題されていた問題を一週間かけて解いたり、他の人が思いつかないような別解を見つけ出すようなことであり、限られた時間に、自分の親しめない問題を正確に解くというのはじつは一番苦手だったのである。じっさい、試験の最中にも、途中まで解いてみたが正解にいたらず、別の問題に手をつけているうちに時間切れとなってしまった。

 センター試験程度のありふれた問題ならともかく、5〜6問だけの難問を短時間に解くというのは、相当のリスクが伴う。入試で失敗したという人の中にも、数学で失敗したという人は多いのではないだろうか。その一方、私の高校時代にも実在したが、数学ではどんな問題が出ても必ず100点をとれるという人がいた。あれはやっぱり、頭の構造が違うのだと思う。少なくとも私は、いくら努力してもそんなふうにはなれない。




 ところで、受験というと、後期には小論文が出題される大学も多い。これも人によってはリスクが伴うようだ。じっさい、うまく内容をまとめることができなかったとか、時間が足りずに半分しか書けなかったという話はよく聞く。

 数学と異なり、こちらのほうは練習すれば確実に上達できると思う。一番よいのは、毎日、一定時間内にWeb日記を書くということだ。私なども、文章自体は駄文だが、決められた時間までに文章を仕上げるという力はずいぶん身に付いてきた。今月も、委員会の活動報告書や論文審査報告書などを期限までにきっちり書き上げることができた。これは間違いなく、Web日記を規則的に書いているおかげだと思う。