じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 大学構内の空き地に菜の花が咲いていた。なぜこの時期にこの場所に咲いているのかは謎だ。


12月13日(土)

【ちょっと思ったこと】


年賀状交換はネット上でお願いしたいものだ

 「師走」の名の通り多忙な12月(←本当は1〜2月のほうがもっと忙しいのだが)もあと半月を残すだけとなった。この時期に面倒なのが年賀状対策であるが、昨年12月22日の日記にも書いたように、私個人の名前で差し出す分はきわめて少ない。しかし、夫婦連名で親戚・知人宛に出す義理年賀状は100枚以上にのぼるため、印刷などで結構手間がかかる。

 昨年12月22日の日記によれば
受け取った年賀状をどこかに仕舞い込んだまま見つからず、はなはだ失礼ではあるが、心理学会に住所が載っているお二人の先生(大学時代の指導教官)だけに差し出すことに変更、それ以外の方はすべて電子年賀状を利用することに決めた。
と記されてあった。年内にこちらから出したのは2通だけであったが、受け取ったのは33通(企業からの宣伝をのぞく)にものぼり、中にはたいへん世話になった先生や高名な心理学者も含まれていた。

 この日記にも何度か書いたことがあるが、日頃ネット上でやりとりをしている間柄であるなら、わざわざ50円の郵便代と時間を費やしてまで賀状を出す必要は無く、年明けの最初のメイルに「今年もよろしく」と書けばそれでよいと思う。

 賀状交換に意味があるのは、日頃まったくご無沙汰しているが、年に一度くらいは近況を報告して関係を保っておこうという間柄であろう。この場合もメイル一通出せば済むことではあるが、書状に比べてEメイルは失礼だという思いこみ(←私自身は断じてそうは思わない)、あるいは、Eメイルでは双方向性・即時性が生々しすぎるといった理由から、ついつい、印刷だけの賀状に頼ってしまうところがあるようだ。

 ネット上で比較的「距離」を保ちながら挨拶をする方法としては、各種の「電子年賀状」がある。こちらからリンクしたように、今年も種々の無料サービスが行われる見込みだ。





仏の顔も三度のバス事故ではあるが

 12月14日朝のNHKニュースによれば、日本人観光客を乗せたバスがペルーのクスコからチチカカ湖に向かう途中、前方の車が急に停止したため急ブレーキをかけて横転、怪我人が出た模様であるという。この旅行を企画したH社は、つい最近もエジプトで2回、バス事故に遭っている。仏の顔も三度というが、3度も続けて同一会社ということはかなりのイメージダウンになるものと思う。

 しかし、実際のところ、たいがいのパッケージツアーは、現地の別の旅行会社によって手配されており、どういう運転手を雇うのか、どういう車両を使うのかは、すべて現地の判断に任されているはずである。もちろんこの場合でも、主催旅行か手配旅行かによって募集した会社の責任の重みは変わってくるわけだが、補償の額はともかくとして、事前に安全対策をとることに限界があることはどこでも同じだ。

 辺境やトレッキングを専門とするS社やA社ではなく、ごくありふれたコースが中心のH社が三度も続けてバス事故に遭ったというのは非常に意外な気がするが、ようするに、それだけたくさんの本数の旅行を主催しているということなのだろう。ありふれた観光地めぐりのコースであっても、ちゃんと旅行保険に入っておいたほうがよいという、よい教訓である。