じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

12月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] [今日の写真] 飛行機から見た富士山と、東北新幹線の車窓から見た赤城山。
ちなみに全日空の岡山〜羽田便では、窓際の席を希望するといつも右端のほうに指定されてしまうので、行きも帰りも富士山を眺めることができない。この写真はたまたまトイレに行ったあとで撮影したもの。乗客が1人の時は右側指定になるのかと思ったが、今回すいている機内を見渡したところでは1人だけで左側に座っている人も多かった。私がいつも右側に座らされるのは何でだろう?


12月8日(月)

【ちょっと思ったこと】

「みんな、...みんな」の謎

 福島市に住んでいた父方の叔母の葬儀に参列した。亡くなる前、病床で何度も「みんな、...みんな」と言っていたそうだが、その後に続く言葉がない。いったい何を言おうとしていたのか、話題になった。

 「みんな、ありがとう」だったのか、「みんな、幸せに」だったのか、「みんな、仲良く平和に」だったのか、今となっては分からない。

 ほかにもいろいろ書きたいことはあったが、実名で日記を書いている都合上、肉親、親戚に関わる話題はできる限り避ける方針としているので、これだけとさせていただく。




電話加入権の廃止

 12/9の朝日新聞によれば、総務省は、現在、固定電話を契約する時に必要な7万2千円の施設負担金(電話加入権)を廃止する方向で検討に入った。

 電話加入権はもともと電話網の整備に関わる負担金であったというが、実質的には「電話を引く権利を買うもの」と理解され、譲渡や質に入れるなどが法律的にも認められている。加入権が廃止されれば無価値となってしまうため、反発も大きいものと予想される。

 もっとも、いまの時代、NTTに対して7万2千円の負担金を支払う人はまれだろう。大学生協の新入生向け案内などを見てもわかるように、たいがいは、「中古」として3万円以下で取引されていたはずだ。また携帯電話の普及により固定電話の加入者は2000年9月の6308万人をピークに昨年度末には6084万人に減少しているということで、実質上、施設負担金を徴収する必然性は無くなっているようだ。

 しかし、このまま一方的に廃止というのでは、苦労してお金をためて電話を引いた人は当然反発するだろう。私の家なども、妻が独身時代に契約した分と併せて2本分の加入権が残っている。せめて、テレフォンカードに引き替えるくらいの配慮があってもよさそうに思うが...。




山崎氏の敗訴確定

 週刊文春にカルト宗教団体の女性と交際していたなどと報じられた山崎・前自民党副総裁が損害賠償と謝罪を求めていた裁判で、山崎氏側が8日に控訴を取り下げ、これにより一審判決が確定したという。この件については9月9日の日記にも書いたとおりであるが、単なる女性問題とは異なる、国益に関わる問題に発展する可能性があった。「変態疑惑」や「愛人」問題として片づけてしまうことはできないと思う。

 現在、外国から攻撃を受けた際(ミサイル攻撃、海上からの進入、原発の破壊、生物兵器使用など)に国民を保護するための法整備が協議されていると聞くが、本当に危険なのは、武力攻撃よりもむしろ国家機密の漏洩である。政府要人、特に防衛上秘密を知る立場にある者は、秘書雇用はもちろん、私的な交際においても十分に警戒し、疑惑が生じないようにつとめなければならない。このほか、大学など研究機関においても、軍事に転用可能な重要技術がテロリストなどの手に渡らないように機密保持に努める必要がある。