じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 9月9日の夜は、岡山では薄雲が広がりながらもほぼ快晴。火星と月の見かけ上の大接近をたっぷりと楽しむことができた。天文年鑑によれば、月の半径が1738kmであるのに対して、火星の赤道半径は3397kmでほぼ2倍。ところが、見かけの大きさは、月が31.0分角であるのに対して、火星は大接近時とはいえ視直径24.3秒角(76.5分の1)。火星がいかに遠くにあるかが分かる。

 ところで、この時、火星からは地球や月はどう見えるのだろうか。まず考えられるのは、太陽−地球−火星が直線上にほぼ並んでいるというところから、地球は太陽のすぐ近くにあって見えにくく、おそらく細い三日月型をしているのではないかということ。また、シベリアなどで火星食が起こることを考えると、地球−月−火星も一直線上に並ぶ。このことから、地球の一部が黒っぽい月に覆われることにより、火星から見た地球が一時的に暗くなるという可能性も考えられる。


9月9日(火)

【ちょっと思ったこと】

お客を部屋に招く時の常識

 日記読み日記ネタになるが、常識力検定というサイトに、
応接室などのドアが内開きであるときは、案内する人がドアを押して先に入室し、お客様を招き入れます。逆に、外開きのドアでは、案内人がドアを引いて開け、お客様を先に通します。
と書かれてあったので、さっそく夕食後の散歩時に、妻が知っているかどうかテストしてやった。しかし妻の考えはもう少し合理的なものだった。
ドアが内開きであろうが外開きであろうが、ドアを開けるのはあなたなんでしょ。ドアノブを握っているんだから、外側に開くなら外に立つし、内側に開くなら先に入るのが当たり前じゃないのっ!
 そこで、私はすかさず、とっておきのツッコミを披露した。
じゃあ、トイレに案内する時はどうするんだ。トイレのドアは内開きだが、ドアノブを持ったままだと、便器の上にたって、さあどうぞお使いくださいって言わなければならないじゃないか。どうだ、どうだ。
 しかし、妻は動じない。


自分の部屋にお客を入れるときの話をしているんでしょっ。あなた、トイレは自分の部屋なのっ!

 そこで私はさらに、難問を思い付く。
じゃあ、真夜中にお客を連れてきた時はどうする? 玄関のドアは外開きだ。ドアを開けて、真っ暗な家のなかに、どうぞどうぞって先に通すのかい?
 しかしそれでも妻は動じなかった。









真夜中にお客を連れてくるなんていうヒジョーシキなことする時には、ジョーシキなんてどうでもいいのよっ。




山崎・自民党幹事長とカルト宗教

 自民党総裁選の話題で賑わっているが、そう言えば、自民党幹事長の山崎氏はどうしているのだろうと思っていたところ、9月9日の朝日新聞に
「週刊文春」に世界基督教統一神霊協会(統一教会)に関係する女性と交際していたなどと報じられ、名誉を傷つけられたとして自民党の山崎拓幹事長が、発行元の文芸春秋側に5千万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。土肥章大裁判長は「交際は、真実か真実と信ずる相当の理由がある」と認定。「統一教会は霊感商法で高額な商品を売りつけていると指摘されている団体で、政治家失格との意見表明に違法性はない」と述べて山崎幹事長側の請求を棄却した。【以下略】
という記事があった。一審とはいえ、敗訴が報じられたとなれば、総裁選では動きにくい状況にあるのだろう。

 この裁判は山崎氏側から起こされた民事訴訟であり、将来敗訴が確定したとしても刑事的責任が追及されることはない。しかし、霊感商法のみならず、韓国や最近では北朝鮮との関係が取りざたされている団体の女性との交際があったことが事実であるとするなら、文春記事にも記されているように「防衛族」の山崎氏を通じて国家機密が漏れる可能があり、日本の国益を大きく損なう危険が出てくる。控訴審の結果、あるいはこれをめぐる自民党の対応について注視していく必要があると思う。