じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
初冬の青空に金色に輝くセンダンの実。今年は「豊作」のようで、大学構内各所でこの光景を眺めることができる。 |
【思ったこと】 _31204(木)[電脳]大学生協売れ筋ソフトTop10の内訳を嘆く 大学のレターBOXに大学生協のソフトウェアニュース「特集 研究室でよく使われているソフト」というチラシが入っていた。それを見て驚いたのが、Windows系ソフト売れ筋Top10の内訳である。チラシから引用すると
ちなみに私自身は、最近ではウィルス対策ソフトは全く入れていない。理由は、研究室のパソコンについては、情報センターのほうで事前に感染メイルチェックをしてくれていること、添付ファイルは信頼できる人からの必然性のあるファイル以外は絶対に展開しないように心がけており、さらに、自動アップデートで脆弱性をそのつど補っているためである。もちろんそれでもウォームの侵入に万全とは言い難いが、それ以上の対策は原理的に無理だろう。インフルエンザでもSARSでもそうだが、新種ウィルスが現れた当初には上記のソフトは役立たないはず。結局のところウィルス対策はユーザー側の基礎知識と日々の注意が基本である。ワカランから入れておくというのは無責任な話だ。 いずれにせよ、ソフトの脆弱性はソフトメーカーの製造責任。日々迅速に無料でアップデートサービスを行うことは当然であるし、ウイルス駆除も基本機能として備えておくべきではないかと思う。 もう1つ嘆かわしいのは、殆どすべてのソフトが外国企業の製品であるということだ。11月20日の日記にも書いたが、いまやパソコンの基本ソフトやワープロ、表計算などは我々の生活はもちろん、教育、研究、行政、経済あらゆる面でなくてはならない大切な存在である。それらのすべてが外国企業によって提供され思うままに価格設定されているというのは、すべてのお米を外国から輸入するのと同じくらい深刻な問題であるように思う。 例えば、世界中に出回っている基本ソフトには極秘の自己崩壊プログラムが組み込まれていて、ある日時になるとすべてのデータが破壊されるように設定されていたとする。また、自己崩壊をくい止める唯一の方法は秘密コードを入力することである。もしそんなことがあったとすると、敵国のパソコンが自己崩壊で大パニックに陥っているあいだに世界征服だってできるかもしれない。恐ろしいことである。 |