じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] [今日の写真] 熟して落ちた洋梨が朝日を浴びているところ。右の2枚の写真は4月9日と9月10日に撮影。その頃にも書いたように、この実は収穫されることなく、熟して地に落ちる。人間から見れば勿体ないようだが、洋梨自身にとってはどうでもよいこと。むしろその場で腐ったほうが肥料になるかも。


10月26日(日)

【ちょっと思ったこと】

久しぶりにイジリウム衛星を目撃

 27日の5時半過ぎに朝の散歩をしていたら、木星とシリウスの間に、それらを凌ぐ明るさの星が南に移動しているのが見えた。もっとも輝いていたのはほんの数秒であった。動くスピードと明るさの変化の特徴からみて、イリジウム衛星であろ。
 念のためこちらの予報をチェックしたところでは、イリジウム39号のようだ。

 イリジウムも、最初のうちは物珍しさもあって予報時刻にわざわざ待機して空を眺めていたものだが、最近は予報サイト(←岡山版)さえ覗かなくなってしまった。岡山では明日の5時35分頃(南南東)と、11月2日の17時29分頃(北北東)にも閃光が見られるということなので、覚えていればその時刻に空を見上げたいと思う。




日本シリーズ第七戦を平等に行う方法

 11月26日は試合開始前の6時から日本シリーズ第六戦中継にチャンネルを合わせたが、先発が伊良部投手だと分かって、こりゃダメだ(←伊良部さん、ごめんなさい)とガッカリした。試合展開も予想通りであり、5-1でダイエーが快勝した。

 ところで、今回の日本シリーズはこれまでのところ、福岡ドームではダイエーが、甲子園球場では阪神が全勝している。1つにはファンの後押し、もう1つは、接戦になりやすいことがあって後攻めが有利になるためかと思う。じっさい、6試合中3試合が、サヨナラゲームとなっていた。

 このままでは、福岡ドームで行われる第七戦は明らかにダイエーが有利である。そこで、条件を平等にする一案として、第七戦に限り、
  • 阪神が一塁ベンチに回り、後攻めで戦う。
  • 阪神は縦縞のユニフォームを着用。


 というのはどうだろうか。

 ま、日記読み日記にもちょっと書いたが、第七戦は、意表をついてムーアとウィリアムスの順序を取り替え、先発ウィリアムス、中継ぎにムーアと吉野、抑えに井川を持ってくれば、まだまだ阪神日本一のチャンスは十分。明日の日記用の特別背景を準備しておかなければ...。

【思ったこと】
_31026(月)[教育]学生の希望・意見を反映させる方法(3)学生側にも主体的な取り組みが必要

 10/23の日記の続き。前回、
「学生の希望・意見を反映させる」というのは、何も彼らの多数意見や平均値的な傾向を考慮するという意味ではない。ユニークな意見であっても、取り上げるべき価値のあるものはたくさんある。
というように、質問紙アンケートだけでは学生の意見は十分に反映できないことを指摘した。では、インタビューや観察を取り入れればそれでよいのかというと、それでもまだまだ不十分。どんな方法をとろうと、学生側のご都合の現状を把握するだけでは、何も進歩しない。私が強く求めたいのは、学生側が主体的な取り組みを強化し、持続させていくことである。

 例えば、岡大で毎年取り上げられている問題の1つに、シラバスのWeb化がある。現在、岡大のシラバス配布法は学部によりマチマチであり、例えば文学部の場合は、専門科目・教養科目とも、すべての授業科目のシラバスが印刷され、冊子として配布されている。しかし学部によってはCDに焼き込んだものを配布している場合もあり、また図書館では教養科目全科目をWeb公開している[こちらから閲覧可能]。

 もしシラバスをWeb化一本に移行すれば、印刷・製本コストが大幅に軽減されるほか、印刷に要する日数が節約できるため、原稿提出をギリギリまで延ばすことができる。さらに、検索機能充実、紙資源節約、執筆量の制限緩和(←現在はA4用紙1ページ分におさまることが絶対必要)、オンラインで訂正可能、....といった多数のメリットが出てくる。

 しかしその一方、パソコンに不慣れな学生が不利益を被ったり、ネットに繋げない学生が、特定のパソコン室(図書館や総合情報センターなど)に殺到して混雑する恐れも出てくる。

 このような状況で、学生の意見を反映させるとはどういうことを言うのか。

 単に「冊子体のシラバスを残したほうがよいかどうか」というアンケートを取っているだけでは何も進歩しない。必要なことは
  • シラバスがWeb公開のみになった場合、印刷物として何を残せばよいのか。授業科目一覧表(科目番号、曜日時限、科目名、担当者、教室などを1科目1行で記したもの)だけ配ればそれでよいのか。それで不足というなら何を追加したらよいのか。
  • 授業開始後にどのようにシラバスを活用しているか、何人かのモニターに実践報告を求める。
  • 他大学におけるシラバスの内容、配布媒体、活用事例などを調査。必要があれば他大学の学生に直接インタビューする。
というようなことに積極的に取り組むことが、本当の意味での「反映」ということになるのではないかと思う。