じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ヘクソカズラ。花に独特の臭気があるためこう呼ばれるが、花自体は美しい。ヤイトバナ、また茶茶として用いる時はサオトメバナと呼ばれるとか。黄金の実もまた美しいが、花壇管理上はタチの悪い雑草である。


9月4日(木)

【ちょっと思ったこと】

北米大停電

 夕食時にNHKクローズアップ現代「謎の巨大電流・大停電はなぜ起きたか」を視た。

 この停電は14日の14時ごろ(現地時間)に発生し、夕刻には、カナダの一部、ニューヨーク、ワシントンDC、デトロイトなど北東部の主要都市に広がり、市民は5000万人、損失は7000億円に上ると言われている。

 じつは私自身は、この時にはボリビアのラパスに到着していた。8月13日の19時10分に成田を出発し、ニューヨーク、サンパウロを経由したわけだが、日付変更線を通過したことによりニューヨークに立ち寄ったのは13日の夕刻であった。空港自体はおそらく自家発電なり独立電源で正常に機能していたとは思うが、もし一日遅れていると空港周辺の混乱で思わぬトラブルに巻き込まれていた恐れがあり、ラッキーであった。

 番組によれば、この大停電は、1つの火力発電所で原因不明のトラブルが発生しただけで連鎖的に生じた事故であったようだ。アメリカでは、巨大な電力需要をおぎなえるよう、送電線のネットワークが完備している。ところが今回は、バイパスとして利用された送電線に過剰な電流が流れすぎ、それにともなって、自動的に送電を停止する仕掛けがはたらき、被害を拡大させたという。また、その根本的な背景には電力自由化の競争の中で、設備を更新しても何ら利益につながらない送電施設の老朽化があったということだった。

 この番組を視ていて少々気になったのが、「巨大な電流が流れた」と「巨大な電力が流れた」の使い方であった。国谷さんも、番組のナレーションもこれらを殆どごっちゃにしていたように感じた。

 物理学は高校2年までしか習っていないので専門的なことは分からないが、「流れる」のはやっぱり「電流」ではないだろうか。使われるのはあくまで「電力」なんだろうが、流れたのは電流ではないかなあ。もっとも電圧が一定に保たれている限りは、電流が2倍流れれば電力もそれに比例する。学生・院生の頃ははんだごてを使って安定電源とかICの制御回路なんぞを作ったことはあったが、根本的なところはさっぱり分かりませんなあ。




日本で見た火星のほうが明るい?

 8月下旬は曇りがちの日が多かったが、9月に入って猛暑とセットながら晴れの日が多くなり、夕食後の散歩時に火星がひときわ明るく見えるようになった。8月中旬のボリビア・アンデス旅行でも天頂付近に輝く火星は見事であったが、日本に戻ってからのほうがなんだか明るいように見える。

 はっきりした原因はよく分からない。最接近時からの日数的な隔たりは同じぐらいのはず。1つ言えるのは、ボリビアでは他の星もみんな明るく見えたのに対し、ここ数日の岡山では、せいぜい3等星までしか見えていない。そのことで逆に目立っているのかなあとも思う。

 この火星、これからはだんだん遠ざかりふつうの惑星に戻ってしまうわけだが、9月9日の夜におこる火星と月との見かけ上の大接近はなかなかの見ものになるのではないかとワクワクする。いまのところ、当日の降水確率は30%、多少雲が出てもなんとか眺められるのではないかと思う。