じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 行動分析学会年次大会の公開行事の一環として行われた堤友彦さんとお母さんによる「ハートフルコンサート」。学会サイトにも紹介したように、堤友彦さんは、
1978年生まれ。1歳3ヶ月の時、転落事故により左脳を失う大きな障害を受け、医師からは、「もうしゃべれない、歩くことも、見ることもできない、知能もわからない、生きていること自体が奇跡だ。」と告げられた。しかし、音楽と出会い、全盲で右半身麻痺など、大きなハンディの中、現在音楽工房ムジカの音楽療法助手として活躍中。
お母様による、いろいろな体験の紹介が心を打った。堤友彦さん自身は殆どしゃべることがないが、お母さんのトークに合わせて時々、ジョークをとばしていた。理屈や理論はいろいろあろうが、目の前の障害者とどういう関係を持てるのかが遙かに重要であると感じた。
 学術集会の中の行事であったため、一般の参加者は少なく、観衆の総数は途中で数えた時点で83名であった。岡大の学生向けの特別講義としてぜひもう一度お呼びしたいと思う。


8月3日(日)

【ちょっと思ったこと】

学会準備もまた楽し

 昨年秋頃より準備を始めていた行動分析学会第21回年次大会(行動分析岡山大会)がいよいよ始まった。前日に会場設営、当日は朝8時頃から最後の準備をして、参加者を迎えた。

 学会というと、これまではいつもお客様気分で、興味のあるシンポなどだけに参加していたが、主催者になってみると思わぬ苦労がいろいろあるものだ。私はどちらかと言えば、マルチタスク(同じ時間帯に、いろいろな用事を同時にこなすこと)が苦手であり、何か頼まれても、別の用事をしているうちにすっかり忘れてしまう。まして、そんな時に、挨拶をちゃんとしたり、困っている人の事情を拝察するなどという余裕はない。全く関係の無い話だが、こういうマルチタスクをちゃんとこなせる医師や看護師さんはスゴイと思う。

 しかし、それはそれとして、少しずつ準備を重ね、予定通りに各種企画が進行していくという達成感を味わえるのは、また楽しみでもある。前日に移動したテーブルや椅子に参加者が思い思いに座り、談笑している風景をみると、あああれでよかったよかったという気持ちになる。

 さて、8月4日はいよいよメインとなるポスター発表、各種講演やシンポが開始される。4日の朝には、当日会員申込者が同時刻にたくさん手続をすることも想定されている。混乱なしに一日を終えられるとよいのだが。




人力飛行機の日本記録

 8月4日の朝日新聞記事によれば、人力飛行機の飛行距離で日本記録をもつヤマハ発動機の同好会「チーム・エアロセプシー」は3日、従来の記録の4436メートルを大幅に超える10.9kmを記録したという。飛行時間は約25分。

 このことでふと思ったのは鳥人間コンテスト選手権大会との関係だ。5〜6年前に琵琶湖対岸に到達した10km近い大飛行を達成したチームがあり、従来の4436メートルはその時に破られていたのではないかということ。

 財団法人日本航空協会による認定では、おそらく、自力で滑走・離陸することが求められているのだろう。いっぽう、テレビ番組の選手権では、湖岸に着き出した飛び込み台の上から滑空してスタートする。最初の何百メートルかはその差が非常に大きい。となると、今回、自力で離陸して10kmを超える記録を達成した際には、相当の工夫と、パイロットの体力が求められていたのではないか。