じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] いろんな犬を撫でてみたいという娘のリクエストに応じて「わんわん牧場」のあるドイツの森へ。私自身は犬には触らず、「ベルク(村)」のベンチで本などを読んで過ごした。5月17日に訪れた時には、ベルク一帯はポプラの綿毛でうっすら「雪化粧」していた(写真左半分)。2カ月ぶりに見たのが写真右半分の景色。綿毛の一部が芽を出し、こんなにも成長していた。


7月20日(日)

【ちょっと思ったこと】


人生50年目で初体験のAT車

 いま乗っているワンボックスが12月に5年目車検となるので、このさい、そこそこの下取り・値引きがあるならば買い換えてもいいかなあと思っていたところ、たまたまチラシが入っていたので、ドイツの森(↑の写真の項参照)の帰りにその自動車販売店に立ち寄ってみた。

 いま乗っている車でも特に悪い所は無いのだが、妻はUVカットのガラスがいいという。その他、車の両側に後部ドアがついていること、事故の際に少しでも生き延びられるよう、サイドからのエアバッグも欲しい、オーディオはCDとMD両方使えるのがいいなど、あれやこれやのニーズを満たしてくれる車種が見つかったのだが、ただ1つ困ったことに、

AT車しか売られていない

という重大な問題があることに気づいた。私は免許取得以来ずっと、マニュアル車(←正式な呼称はワカランが、要するに左足でクラッチを切って左手でギアチェンジする車)しか運転したことが無かったのである(そのこともあって、レンタカーは一度も借りたことが無いし、知人のAT車を運転したことも全く無い)。特にこだわっていたわけではないが、せっかく教習所で半クラッチやら坂道発進の技法を習得し、また、左手と左足をこまめに使って自分の思い通りに操作できることに喜びを感じていただけに、AT車に買い換えることには大きな抵抗があった。

 何はともあれ、セールスマンの勧めによりAT車に試乗してみる。左足のところにもペダルがあってこれは何かと思ったらサイドブレーキだという。まさか坂道発進の時に使うわけないよな。

 レバー操作は大した問題なく、車庫入れも難なくできたが、エンジンを切った瞬間に、エンストとガソリン切れのようなマークが表示されて、再度動かすことができなくなった。AT車はエンストを起こさないはずなのにどうしたのだろうと思ったが、要するに私がバック(R)に入れたままエンジンを切ってしまったためにそうなったのだということが分かった。教習所で教わって以来、私は、車を止める時は必ずバックに入れた状態でエンジンを切ることにしている。これはかなり混乱しそうだ。

 このほか、停車時にブレーキだけ踏んで車を止めるなどというのは、マニュアル車では即エンストにつながる。それとクラッチを切って慣性の力とブレーキ操作だけでゆっくりと車を止めるのは多少なりともガソリンの節約につながるはずだ。AT車でもニュートラの状態で走行しブレーキを踏んでゆっくり止めるということはできるのだろうか。いずれにせよ、この年で新しいことを習得するのは面倒でたまらない。





NHK、またまた大リーグ偏重報道

 7月21日朝6時台のNHKニュースは、梅雨末期の大雨被害、辻元氏の秘書給与詐取事件報道のあと、「大リーグ情報」と称して松井選手が7試合連続安打を記録したという「特報」、さらに大相撲名古屋場所千秋楽における魁皇優勝の様子を伝え、ローカルニュースに切り替わった。プロ野球は、なっなんと、結果さえ伝えていない。松井選手のひたむきな努力には敬意を表するが、なぜそんなことが、大相撲千秋楽やプロ野球より優先して伝えられなければならないのか、私には全く理解できない。

 このことで、もしやと思って7月21日朝の番組表を見たら
  • NHK総合:朝9時〜11時54分 大リーグ・イチロー出場予定試合(録画)
  • NHK衛星第1:朝10時〜13時30分 大リーグ・松井出場予定試合(録画)
となっていた。

 これって、公共放送の使命を完全に逸脱しているのではないかなあ。我々は何も大リーグの試合の録画を見るために受信料を払っているわけではない。「7月21日夜には、衛星放送で阪神×ヤクルト戦も中継します」などと阪神ファンである私をなだめても私は納得しないぞ。

 要するに私が言いたいのは、阪神戦であれ大リーグであれ、野球中継などというものは一部の野球ファンのみの関心事にすぎず、何ら公共性は無い。中継放送のようなものは民放に任せればよく、NHKとしては、多種多様なスポーツをニュースの中で、幅広く公平に伝えればそれでよいのだ。

 これは視聴率やらアンケート結果の多数決で決めるべき問題ではない。

テレビ受信機保有者から強制的に受信料をとって野球中継にあてることは是か非か
という本質論である。

 こんなことばかり続くようでは、受信料の部分不払い運動、つまり

●NHK受信料のうち、野球中継に費やされた時間分の支払いを拒否する運動

が起こっても不思議ではあるまい。