じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 宿根スイートピー。二年草の普通のスイートピーの花が終わった頃から咲き始める。花期が長いことと、花保ちがよいのが特長だが、色は白または薄紫の地味なものが多い。


6月30日(月)

【ちょっと思ったこと】

収入と所得の違い

 7月1日の朝日新聞岡山版によれば、石井・岡山県知事の所得報告が、秘書課の勘違いにより、就任から昨年までの5年間、ずっと多い額で報告されていたことが30日分かったという。この報告は 首長らの所得公開として求められたものであり所得税には一切影響しないが、首長の秘書たる者がこのような簡単なミスを続けたというのは意外であった。

 かくいう私も、自分で確定申告に行くまでは収入と所得の違いをはっきり理解していなかった。妻がヘルパーのアルバイトで給与収入を得た時にも、1円でも収入があれば申告しなければならないと思って税務署で恥をかいたことがあった。今年の2月、やっと自力で確定申告を完了したばかりである。




岡大鹿田キャンパスの禁煙始まる

 岡山大学は7月1日から、鹿田キャンパスの敷地や建物内の全面禁煙を実施した。鹿田地区というのは、医学部、歯学部、付属病院のあるキャンパス。敷地禁煙ではあるが、一部のベランダなど約10カ所に喫煙所が設けられるという。

 6月24日の日記にも書いたように、大学本部などのある津島地区でも禁煙対策が検討されている。現在のところ、演習室の一部では依然として喫煙が黙認されていて非喫煙者に迷惑を及ぼしていたり、エレベーター乗降口付近に灰皿が設置されているなどの問題があるが、館内禁煙になってもなお喫煙が目撃された時には、私も積極的に注意を促すつもりである。

 本当に受動喫煙防止に理解があるならば、組織として禁煙を決めなくても、公共の場での喫煙は遠慮してしかるべきであろう。「禁煙になっていないんだから吸ってもいいじゃないか、文句あっか!」と主張する者がある限り、機関としての強制禁煙に踏み切ることはやむを得えまい。

 なお、津島地区では敷地内禁煙には至らない模様だが、吸い殻の散乱が目にとまった時はデジカメで撮影し上部機関に申し入れたいと思っている。

【思ったこと】
_30630(月)[心理]連名発表者とは何か

 8月4日〜5日(公開行事は3日)の行動分析岡山大会までいよいよあと1カ月となった。発表論文集の校正も終わり、今週からは、近隣大学向けのポスター、参加証の印刷、懇親会メニュー策定などの作業に入る予定だ。

 全国学会の大会を主催するのは今回が初めてだが、すでに思いも寄らぬところで苦労があった。その1つは、ポスター発表申込者の中に参加費未納の方がおられたことだ。金曜日(6月27日)の時点で、主発表者6名、連名発表者22名が未納となっていた。業者(殆ど生協)への支払いは猶予してもらえるとしても、確実な収入が確保されないとアルバイト配置などの予算計画が立てにくい。一号通信にはちゃんと、
  • 研究発表者は、2003年3月31日までに発表申し込みを行い、同年5月10日までに論文集掲載原稿の送付及び年次大会参加費の払い込みを完了していなければなりません。
  • 連名発表者は個別の申し込みは不要ですが、2003年5月10日までに、年次大会参加費の払い込みを完了してください。払込用紙は、郵便局備え付けの用紙をお使い下さい。
と明記しているのだが、なかなか守ってもらえない。ま、私自身も、けっこうギリギリに払い込みをするほうではあるが。




 ところで、今回の大会では、連名発表者にも参加費をちゃんと払っていただくことを事前に明記しておいた。これまでいろいろな学会年次大会に参加して感じたことだが、連名発表者の扱いについては学会によってマチマチになっている。

 厳格なところでは、連名発表者も学会会員であることを義務づけている場合がある。当然参加費も徴収される。その一方、主発表者以外については何の資格も問わず、参加費も徴収しないという学会もある。後者の場合は、連名発表者を何名連ねたからといって誰も損をしない。研究遂行上の義理があるのか、ボス教授、同僚、単なる研究協力者などの名前を連ねて申し込まれるケースがある。主発表者にとっては、有名教授の名前が入った発表はそれだけ注目される。連名発表者に名を連ねた側としても、名前が載るということは多少なりとも「私は今年もちゃんと研究をしている」というアリバイになるので損にはならない。

 しかし、個人的な考えを述べれば、論文の共著者といえども論文の内容に全責任を持つのと同様、連名発表者の場合にも発表内容について熟知し、その内容に責任を持たなければならないと思う。また、万が一、主発表者に突然来られなくなった場合は、主催者の許可が得られれば発表の代行をすることもできる。単なる研究協力者は、謝辞として記すべきである。

 いずれにせよ、今回は、事前に「連名発表者も参加費を払っていただく」と明記し、それを前提とした上で発表申し込みを受け付けたのであるから、ちゃんと払ってもらわなくては困る。当日、「連名発表者が1名でも未納の場合は発表取り消しとします」などと強硬な態度をとらなくても済むよう、穏便な解決をのぞみたいところだ。