じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [写真] 佐伯町自然保護センターで見たトキソウ(左)とカキツバタ(右)。当然のことながら、園内には園芸植物は全く植えられておらず、雑草などにもなるべく手を加えずに自然の生育に任せられてる。
とはいっても、自生地として保護しているわけではない。移植をしたり、外来種を取り除くことでやっと繁殖が保たれている種類も多い。


5月24日(土)

【ちょっと思ったこと】

佐伯町自然保護センターと鵜飼谷温泉

 土曜日は完全休養の一日。夫婦で、佐伯町の岡山県自然保護センター、そのあと、和気鵜飼谷温泉でのんびりとした。5月最後の週は、分担授業が集中するほか、講演、全学FD関係のイベント、それに各種委員会や来客が目白押しとなっている。仕事はいっぱいたまっているが、これを乗り切るための骨休めとして、あえてのんびり過ごすことにした。

 自然保護センターは、5〜6年前までは、親子観察会に毎月のように参加した。春の七草から始まり、田植え体験、野鳥、きのこ観察、秋の昆虫、稲刈り、リース・しめなわ作りまで、いろいろなイベントが記憶に残っているが、子どもたちが中学生になってからはすっかりご無沙汰している。過去日記を調べたところ、1997年10月11日の日記で「親子観察会:稲刈り」に参加したという記録がどうやら最後であったようだ。

 5年半ぶりに訪れた第一印象は、入口やセンター棟付近の樹木がかなり生い茂っていたこと。以前なら見通しのよかった草原の一部は森に変わっていた。このほか、水田の横に作業小屋が作られていたりしたが、全体としてはそれほど劇的な変化はなかった。

 センター棟付近のカキツバタ(↑の写真右)を眺めたあと、湿性園へ。遠くからは枯れ草ばかりで何も無いように見えたが、近寄ると、ところどころでトキソウ(↑の写真左)がちょうど見頃となっていた。センター職員が一度巡回に来られただけでひっそりとしている。まことにラッキーであった。

 園内ではこのほか、シオカラ、ハラビロトンボなど色々な種類のトンボ、カラスアゲハなどの昆虫、また、ウグイス以外は全く区別ができないのだが、色々な野鳥のさえずりを楽しむことができた。このほかあまり歓迎しないが、黒いヘビ2匹も目撃した。

 和気鵜飼谷温泉は、自然保護センターから吉井川沿いの国道を通って20〜30分のところにある。以前はものすごく混んでいて、ロッカーの鍵が無いなどの理由で待たされたこともあったが、この日は、比較的人が少なく、シャワーも待たずに使うことができた。この温泉の自慢は、県南部では珍しく40度のお湯が出るということ、この魅力もあって、すでに250万人の入場者数を達成したという。

 もっとも、奥津温泉の元湯や湯原・真賀温泉のように、浴槽の足下から自然にお湯が沸き出すほどではないところがちょっと物足りない。また、休憩室やロビーのいたるところでタバコの煙が立っていた。健康増進法を厳守し、分煙対策を強めてもらいたいものだ。

 先週の「ドイツの森」に引き続いて、これで2週連続で土曜日に完全休暇を確保することができた。次回は、少し足を伸ばして、ノースビレッジか蒜山高原あたりに行ってみたい。そのためにも、この一週間、健康管理に気をつけて乗り切っていこうと思う。