じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 数年前に鉢花から地面に移したスズランが今年も花を咲かせた。わずか2株ではあるが、自分で育てた株から咲くスズランは、ひときわ清々しさを感じるものだ。


5月3日(土)

【ちょっと思ったこと】

鉄腕アトムは作れても

 一日前の話題になるが、夕食時にNHK「2003年鉄腕アトムはつくれるか〜すごいぞ!最先端ロボット大集合〜」を視た。フィクションであるとはいえ、アトムの誕生日は2003年4月7日であると記されている。番組では、手塚治虫が描いた2003年のロボットの世界と現実とを比較し、どの部分がすでに達成されているのか、どの部分は予想以上の困難にぶつかっているのかを、アトムの能力別に検証する内容であった。

 ネットで検索したところこちらこちらから、番組とほぼ同じ内容の企画のあることが分かった、鉄腕アトムの7つの力とは、
  • マッハ5で空を飛ぶ
  • 10万馬力のパワー
  • 聴力1000倍
  • 視力2.5
  • コミュニケーション力(60カ国語?)
  • 感情表現が可能
  • 熱遮断コーティング
などを言うらしい(7つの能力の正確な記述は不明)。もっとも、個別にはすでに達成された技術があると言っても、アトムという小型のロボットの中での達成ではない。上記サイトにも記されているが、例えば10万馬力以上の力を出せるものにはジャンボジェット機やH2Aロケットなどがある。しかし、直径1mmのマイクロマシンが開発中であるといっても、あのような小型ロボットにおいてあのようなパワーを出し、燃料を補給し続けることは現時点では不可能であろう。

 科学の粋を集めれば、50年後、100年後にはアトムと同等以上の能力を備えた人間型ロボットが登場するに違いないとは思う。しかし、問題は、アトムの持っていたような「優しい心」を備えられるかどうかということだろう。

 湾岸戦争、アフガニスタン、そして今回のイラクで使われたハイテク武器の数々を見れば分かるように、ロボット技術は福祉目的だけとは限らない。今後ますます戦争に利用されるようになるだろう。10万場力の小型ロボットは間違いなく兵士として戦場に投入されるはずだ。対象を正確に捕捉する能力はピンポイント攻撃に、また、夜間の物体を識別する装置、音声を識別する装置などはすでに特殊部隊で利用されていると聞く。アトム型ロボットが本当に必要かどうか、殺人兵器への転用は阻止できるのか、について合わせて考えてみる必要があると思った。



謎の埋め立て地

[写真] [写真]  4/18の日記で、散歩道沿いの最後の田んぼ消えることを書いた[写真はこちら]。その工事がほぼ終わったようなのだが、不思議なことに、埋め立てられた土地は二種類の土質に分けられていた。1つはいわゆる真砂土(まさつち)と呼ばれるもので、宅地造成ならこれで十分。写真にある黒っぽい部分は粘土質であり、田んぼの土を掘り固めたように見える。いったいここに何ができるのだろうか。他人の土地とはいえ、大いに気になるところだ。