【ちょっと思ったこと】
散歩道沿いの最後の田んぼ消える
朝食前と夕食後に欠かさず散歩を続けているが、その道沿いにあった唯一の田んぼが埋め立てられている。
初夏になるとこの田んぼはカエルの大合唱となる。用水路からはサカナも入ってきた。それを狙っていろいろな種類のサギたちが集まってきた。しかしもう、その光景は二度と見られない。大合唱をしていたカエルたちはどこに行けばよいのだろう。私有地である以上それをどう使おうと持ち主の勝手ではあるのだが、動物たちにはそんなことは関係ない。また1つ、小さな世界が消えていく。
大学教員は健康が第一/論争界からそろそろ引退?
新年度の最初の週がやっと終わった。今週担当した授業は合計7コマ。オーバードクターの頃には最大で13.5コマまで担当していたことを思えば大した数ではないが、それぞれ教える内容が異なるので準備が必要だ。学生には授業1コマにつき予復習2コマを確保しなさいと言っているのだが、授業をする側でもそのくらいの準備時間が必要だ。何はともあれ健康第一である。
このほかかなりの負担となるのが会議である。一日に3つ、4つと時間刻みではしごをすることもある。
会議と言えば、文学部の会議は長時間に及ぶことで有名であり、14時半から21時頃までかかったこともあった。 しかし、この会議で自ら手を挙げて発言する者は、指定報告者を除けば5〜6名しかいない。そんななか、自説を延々と述べる者、一言居士型の発言をする者、ことあるごとに反対意見を述べる者などがおり、じつは私自身も発言回数の多いことでひんしゅくをかっている一言居士の一人に数えられていた。
ところが、今年の春に、停年退職や転任のため、大部分の論客が姿を消すことになった。これじゃあ、私の発言ばかりが目立ってしまい、「長谷川がしゃべりすぎるから会議が長くなる」と言われかねない。そろそろ教授論争界から引退すべき時がやってきたかも。
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