じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[写真] チューリップが芽を出し始めた。前夜までの雨を包んでいた。植えっぱなしではあるが何株かは花を咲かせそうだ。


3月2(日)

【ちょっと思ったこと】

天気予報にツッコミを入れる

[Image]  外出の予定があったので新聞の天気予報欄を見たところ、なっなんと、
北西の風やや強く後南西の風
曇所により一時雨 朝のうちから晴
と書かれてあった。ま、前線でも通れば風の向きは変わるだろうが、「曇所により一時雨」というのと「朝のうちから晴」というのはどう考えても矛盾するんじゃないだろうか。

 そう言えば、3/2の朝、大学の前を通った消防車が「春の火災予防運動実施中 空気が乾いています。火の元には注意しましょう」などと言っていたが、昨夜からの雨で至るところに水たまりがあった。エンドレステープによる呼びかけとはいえ、これじゃあ緊迫感に欠ける」。

 ちなみに、3/2の実際の天気は、朝からずっと晴れ。風はあまり強くなかった。もっとも私が部屋に籠もっていた間にちょっとだけ雨が降りそうになったというから、ま、天気予報もそれほど外れたわけではないが。





まずはマツイと言うが

 大リーグヤンキースに移籍した松井の活躍ぶりが連日伝えられている。松井選手が個人としての夢を果たし開幕に向けて努力されていること自体は喜ばしいニュースではあるが、NHK7時台のトップ項目に入れられたり、スポーツコーナーで「まずはマツイ選手からお伝えします」ばかり言われると、ちょっとへそを曲げたくなる。

 そういえば土曜日朝に聴いていたラジオで、たまたまこのことが話題になった。入団の記者会見やその後の様子を大々的に取り上げること自体が、球団のプロモーションになっているという発言があった。多くの野球ファンに対して松井選手の動向を適宜伝えること自体はよいのだが、オープン戦の段階から「まずはマツイ」、「まずはマツイ」、と叫ぶほど重大なニュースであるとは思えない。松井選手のファンが読まれていたらごめんなさい。



ナルコレプシーと睡眠時無呼吸症候群

 2/26に起こった山陽新幹線の居眠り運転事故の原因として、「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)の疑いが浮上してきたという。この件について私は、ナルコレプシーの可能性を指摘したが、こちらの解説によると、
  • 覚醒機構そのものの障害→ナルコレプシー、反復性過眠症、特発性過眠症
  • 睡眠が障害されているために日中に眠気が生じる場合→睡眠時無呼吸症候群(SAS)
というように区別されているようだ。但し、ネットでいくつか検索したところ、ナルコレプシーにおいて高頻度に睡眠時無呼吸(SAS)を合併するという症例もあるらしい。

 いずれにせよ、当初報じられたような「乗務前夜に飲酒」が直接原因ではなく、また、当局が最初に表明した「運転士の気のゆるみが原因」との見方は間違っていた可能性が高くなった。

 2/26の日記でも述べたように、何百人、何千人もの命がかかっている以上、対策は必要。但し、その原因を安易に「気のゆるみ」に帰属させてしまうことは大間違いだ。

 それと、2/28の日記読みで書いたが、当面の安全対策として運転士2名同乗は人件費がかかりすぎる。モニターで一斉監視をするとともに、居眠りが発見された時は、制御センターから直ちにブレーキをかけるような操作をすれば済むと思う。また、当面、山陽新幹線の運転士を対象に睡眠障害の調査をすると言っていたが、居眠り運転が大事故を引き起こしやすいのは、自動化が進んでいる新幹線よりもむしろローカル線のほうだと思う。