じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ツツジの紅葉。同じ葉の形をしていても「紅葉」するタイプと「黄葉」するタイプがあるのが不思議だ。


12月18日(水)

【ちょっと思ったこと】

映像タイムカプセル

 夕食時にNHK「クイズTVタイムカプセル」を視た。主として昭和40年代の世相をクイズ形式で振り返るというものであったが、この種の番組が楽しめるのは、やはり歳を取ったせいだろうか。

 東京オリンピックのバレーボールで、アナウンサーが日本勝利の直前に「金メダルポイント」という言葉を使ったことははっきり記憶していたが、クイズネタになるほど風化してしまったのか。

 高度成長期、地下鉄千代田線の工事のために不忍池の一部が干上がってしまったことは知らなかった。どっかの山の中に突然出現する池というのも知らなかった。田んぼにできたミステリーサークルは犯人が見つかったのではなかったかなあ。

 オイルショックの時はちょうど学生だったが、銭湯の営業時間が短縮されたという記憶は全くなかった。それと、ガソリンスタンドが売り切れになったりタクシーが走れなくなるという話も、当時の私にはあんまり関係が無かった。

 この種のクイズは、正解に意外性がないと、知識を問われるだけの無味乾燥な番組になってしまう。ヒントを与えて視聴者も一緒に推理できるような内容にするか、もしくは、「クイズ!!赤恥青恥」のように、ユニークな解答者を揃えて誰が正解を出せるかを推理させるような内容にするか、何らかの工夫が必要かと思う。番組紹介には「NHKが秘蔵するお宝映像」と記されていたが、「お宝」と言えるほどの映像は出現せず、少々物足りなかった。
【思ったこと】
_21218(水)[心理]学会年次大会開催について考える(3)大会開催サポートパックの開発

 12/15の日記の続き。来年8月に開催予定の年次大会では、ゼミの院生・学生の負担を最小限にするため、可能な限り生協に委託をしようと思っている。ところが、現在、岡大生協にはその実績がない。今回の大会準備をモデルケースとして、私自身が生協担当者と協議を重ね、「大会開催サポートパック」のようなものを開発することになりそうだ。

 しかし、実際に必要とする手続・サービス、準備の途中や当日に必要な備品や消耗品は、けっこう、いろんなものがあることに気づく。ざっと挙げてみると
  • 年内:参加費受取のための郵便振替口座開設
  • 一号通信発送まで
    1. 大会実行委員会の専用封筒用意(学会会員全員分)
    2. 一号通信の宛名ラベル貼り
    3. 指定ホテルの割引交渉
    4. 東京・岡山間の航空機の団体割引運賃設定
    5. 公開講演会に対する自治体等の後援要請代行→観光地図や紙バッグがもらえる?
    6. 大会発表論文集の広告掲載交渉
    7. 会場の予約
  • 二号通信(発表申込み者へEメイルにて連絡)の発信
    1. 発表申込み者(FAXまたはEメイルにて受信)のリスト作り
    2. 発表抄録原稿のとりまとめ
    3. プログラム原稿のとりまとめ
    4. プログラムの印刷・製本(会員全員+当日参加者用)→大会の規模により、プログラムと論文集を合冊にする場合、分冊にして、参加者のみに論文集を配る場合がある
    5. 大会参加費(予約者)の受領
    6. プログラム(または論文集)の発送
  • 当日に必要な備品・消耗品
    1. 大会案内看板一式
    2. 参加者の名札(懇親会参加者と不参加者を分ける)
    3. ポスター発表用のついたて
    4. 口頭発表・講演・ワークショップ用のビデオプロジェクター
    5. 講演等のビデオ撮影(希望があれば)
    6. クロークの受付札
    7. スタッフ専用の名札、リボンなど
    8. 筆記具各種(名札書きのサインペンなど)
    9. 各種連絡用掲示板
    10. 論文交換テーブル
    11. 講演会等の登壇者紹介
  • 当日必要なアルバイト
    1. 会場受付(参加費納入確認、当日会員の会費徴収、名札渡し)
    2. クローク(会場受付の後ろ側の部屋を使う場合もあり)
    3. 休憩室(業者のデモあるかも。飲物に関しては自販機利用もアリ。ゴミ箱設置必要)
    4. ポスター会場の受付(押しピンなどの文具の貸出、発表者点呼)
    5. 口頭発表、講演等の会場の世話係(ビデオプロジェクター&マイクの管理)
    6. 懇親会場での臨時受付
  • 理事会
    1. 高級?弁当の配達(別の弁当業者に依頼する場合あり)
    2. お茶の用意
  • 昼食の案内
    1. 会員に対する特別メニュー設定?
    2. 弁当の案内
  • 懇親会
    1. 通常のコンパと同じ扱い
    2. 当日申込者への対応
 いつもはお客様感覚でいろんな大会に参加しているが、いざ自前で開催しようとなると相当な負担になることがよく分かる。

 しかしその大部分は、どの年次大会でも共通しており、いったん生協がノウハウを身につければ、どの教員も気軽に開催を引き受けられるようになるはずだ。

 なお、上記とは別に、ネット上での大会専用サイトの拡充が求められる。ま、このほうは、日々Web日記を更新している私としては、むしろ楽しみの1つとなりそうだ。