じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 富士山スカイラインと、御殿場〜乙女峠の途中から見た富士山。 [今日の写真]





4月3日(水)

【ちょっと思ったこと】

家族で箱根旅行

 8時すぎに岡山を出発。浜名湖、富士川、富士山スカイライン〜御殿場経由で箱根にやってきた。今回は義父母も同乗している。

 東京近辺からの旅行とは異なり、岡山から箱根までは休憩・食事時間を含めて車で10時間近くかかる。今回あえてこの場所を旅行先に選んだのは、義父の喜寿のお祝いに、富士山周辺をゆっくり回ってみようという話に決まったためであった。製鉄マン一筋、退職後は民生委員や老人会会長など世話好きな義父は、自分から旅行には出たがらない。富士山は、新幹線の車窓から頂上の一部を眺めた程度だった。

 黄砂と春霞の影響で東名高速からの眺めはさっぱりであったが、富士山スカイラインに向かうにつれて山容がはっきり見えるようになり、とりあえず、当初の目的を果たした。

 私自身が箱根を訪れたのは34〜35年ぶりだったと思う。
  • 幼稚園の頃、家族旅行で訪れたことがあったようだが、登山鉄道のスイッチバックが面白かったという以外には全く記憶に残っていない。
  • 小6の時に修学旅行(林間学校)で小涌園に泊まった。到着直後に何人かが生水をのんで怒られたことと、大きなジャングル風呂に入ったこと以外は全く記憶に残っていない。
  • 中学生の時、一人で金時山に登る。これが単独登山を始めたきっかけ。
  • 同じく中学の頃、積雪時に駒ヶ岳から神山、大涌谷方面に縦走。
このあとは全く訪れる機会がなかった。3月28日の日記で11年ぶりに訪れた長崎県・長与町のことを書いたが、箱根に関しては「思い出と重ね合わせて今の景色を眺める」などということはできない。あまりにも年月が経ちすぎて、記憶の痕跡すら残っていないからである。




1泊5000円朝食つき、温泉つき

 箱根でも1泊目は、1泊5000円、朝食無料、露天風呂&展望風呂つきという宿を選んだ。テレビでも一度紹介されたことがあるが、某企業グループの保養所を改装し、徹底したコスト削減でこの価格を実現したということだ。1泊1万5000〜2万円も出して泊まる旅館で過剰なサービスを受けるよりも、はるかに合理的。また、近隣には1人2000円も出せば満腹できるようなレストランもあるので、わざわざ夕食付きで高い料金を払う必要もない。不便だった点を強いて挙げるならば、客室から外線に電話がかけられなかったこと(それゆえネットにも繋げない)、エレベーターが無いため、重い荷物をかついで4階まで上がらなければならなかったことの2点。

 昨年12月21日の日記で国家公務員共済組合が行っている宿泊事業は平成6年以降7年連続して赤字となり、平成12年度の決算は37億円、国家公務員の年金資金等からの借入残高は769億円に達しているという重大問題を取り上げたが、確かに、いまの時代、共済組合専用の保養所を利用するメリットは全く無い。年金資産の毀損を回避するために「これまでの利用に加えてさらに年1回の利用」を組合員に呼びかけているというが、福祉目的の募金ではあるまいし、同じ地域にもっと魅力的な施設があればそちらを選ぶに決まっている。内部努力で改善をはかるよりも、一般利用客を低料金で呼び込んで利用率をアップし、競争原理に基づいた魅力ある施設作りにつとめたほうがいいのではないかと思う。