じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ミモザの枝で、蝶の羽化を目撃。





12月21日(金)

【ちょっと思ったこと】

チボリのクリスマス

 夕刻の会議が終わったあと、家族全員で夜のチボリ公園まで行ってきた。クリスマスのイルミネーションを見に行ったのは今年で3回目だったと思う。

 会議が長引いたので18時すぎに出発、高速経由で19時前に園内に。妻の買い物で待たされた(←バウムクーヘンを1万円も買ってどうするつもりなんや)あと、デンマークレストランで食事。再び妻や娘の長い買い物で待たされつつ閉園の21時まで園内をブラブラした。

 小規模とは言え、車で40〜50分のところで、これだけ見事なイルミネーションが眺められるのはまことにありがたいことだ。赤字が伝えられているが、金喰いの遊具などを削減して、景観だけはぜひ存続させてもらいたいと思う。

 余談だが、↑にもリンクしたチボリの公式サイトは、デザインばかり凝っていてちっとも実用性が無い。この日も、いちばん気になったのは営業時間が何時までかということだった。もし20時閉園だったとすると、19時に着いても1時間しか居られない。ところが行く前にアクセスしても、ちっともそのことが書いていないのである。iモード用のページにも11月までしか情報が載せられていなかった。それとTopから画像が大きすぎて読み込みに時間がかかる。ブラウザのセキュリティレベルを最高にしているせいもあるのだが、私のパソコンでは一部のページは読み込みの途中で「応答せず」になってしまう。結局電話で問い合わせることになったのだが、これでは何のためのネットか分からない。ぜひ改善を求めたいものだ。




赤字の続く共済組合宿泊事業

 金曜日に配布された国家公務員共済組合連合会広報紙『KKR(こころ)』によれば、共済組合連合会が行っている宿泊事業は平成6年以降7年連続して赤字となり、平成12年度の決算は37億円、国家公務員の年金資金等からの借入残高は769億円に達しているという。このような背景のもとで、すでに不採算施設を廃止し、職員の約16%を削減を実施しているが、学識経験者による検討会では「破綻寸前の状況にあると言わざるを得ない」と指摘され、「今後2年間において展望が開けない場合は全面撤退を覚悟すべき」との指摘が出ているという。なお、もし全面撤退により資産売却を行ったとしても、借入金残高769億円と退職給与支払い41億円、合計810億円に対して土地の評価額は271億円となっており、年金資産の毀損を招くことになる。

 この年金資産の毀損を回避するために「会員がこれまでの利用に加えてさらに年1回の利用」を呼びかけるというのが広報紙の内容なのだが、さて、ボーナスも減らされている現状で、寄付のつもりで宿泊施設を利用する人がどれだけ増えるのかは疑問。それよりも何よりも、小泉首相を初めとする国家公務員が加入する共済組合ともあろうものが、これほど多額の赤字をどうやって放置していたのか、その放漫運営の責任を明確にすることのほうが先決ではないかと思う。

 私はこれまで2箇所ほどの施設を利用したにすぎないが、共済組合の施設だからといって特にメリットを感じることは無かった。価格だけならビジネスホテル、旅の風情を楽しむならばペンションあたりを利用するほうがよっぽど気楽であり、なぜ今の時代にこのような施設を存続させる必要があるのか、その意義はちっとも理解できない。こういうことこそ競争原理を導入し、民間施設と提携すればそれで済むはずなのだ。

 それからいつも疑問に思うのだが、カラー印刷の共済広報なども金をかけすぎていると思う。必要最低限の情報さえ伝えてくれればそれでよい。グループ保険の案内などもあるが、それも民間の自由競争に任せればいいと思う。とにかく年金をちゃんと保障し、マンション家賃なみの共済長期・短期の徴収額を少しでも据え置くことに力を注いでもらいたいものだ。