じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 朝方強い雨が降り、ソメイヨシノ系の桜の花はおおかた散ってしまった。正面は図書館。右横の白っぽい花は、見頃となった鬱金桜。



4月12日(木)

【ちょっと思ったこと】

貯金通帳その後

 昨日の日記で横型貯金通帳のトラブルのことを書いたところ、Shiroさんから
日本では、やはり「通帳に記入されている」ことが最終的な取引の証明になるのでしょうか。通帳というものが無い米国では、基本的に月一回送られてくるstatementで確認をしていますが、月半ばで残高や取引記録が知りたくなった場合はいつでも電話で問い合わせできます。慣れるとこちらの方が便利に思えてきます。
という書き込みをいただいた。

 確かに、日本の銀行や郵便局では、口座をつくれば必ず通帳がもらえる。カードのほうは必ずしも作る必要は無いが、「通帳は不要」と申し出ることはできないように思う。

 ちなみに日本の銀行や郵便局の預払い機の場合
  • 預け入れは、カードまたは通帳。どちらか一方でも可。
  • 払い出しや振込は、銀行の場合はカードのみ可。郵便局の場合は、通帳でも可能だが、カード専用の機械もある。
というのが一般的であるように思う。もっとも、シティバンク、証券系のMRFの場合には通帳は存在しない。郵便局キャッシュコーナーを利用した出し入れは「提携先取引」ボタンを押し、カードのみで行うことになっている。

 今の時代、通帳が無ければ絶対困るということは無くなってきたが、私のような古いタイプの人間は、一方的に送られてくる取引明細書だけではいまひとつ信用できないところがある。自然災害の多い日本では、オンラインが壊れても、通帳さえ持っていれば、とりあえずの生活資金は引き出せるという安心感もある。

 余談だが、このところ、証券会社からの郵便物がやたら多くなって閉口している。別段、金持ちになったわけではない。なにやらよく分からないのだが、「リスクについての事前の説明」、「目論見書の事前送付」、「運用実績報告」など。かつて累積投資していた頃のユニット型投信の報告など、残高1円のものまで80円の郵便代を払って報告をしてくるのだからご苦労なことだ。ネット化が進んで逆に郵便物が増えたというのは皮肉なこと。手回しのシュレッダーしかないので書類の始末で指が痛くなる。


ブッシュ大統領は「布什」

 米軍偵察機が4/1の午前、中国・海南島に緊急着陸した問題で、4/13の朝日新聞に、上海の新聞を広げる店員の写真が載っていた。大見出しには「布什推行傲慢外交」(ブッシュは傲慢外交を進めている)となっていたが、これから推測するにブッシュ大統領は中国語では「布什」と表記されているようだ。

 手元に中国語の辞典が無いので分からないが、いずれにせよ濁音の無い中国語ではかなり違った発音になるのではないかと思う。12月に台北に行った時はちょうどフロリダ州の投票の確認が終わった頃であったが、ホテルでは日本語BSと英語放送ばかり聞いていたので、確かめるチャンスを逃してしまった。


死刑執行の映像中継

 6年前に起こった連邦ビル爆破事件の被告の死刑執行場面が、被害者の遺族に限定して映像中継されることになったという。中継は遺族を特定の場所に集めた上で、暗号化された回線で現場から送られるらしいが、執行場面を遺族に公開するというのはイスラム社会や内戦時を除き、あまり聞いたことが無いように思う。

 もっともかつては、多くの国で、宗教や思想の違いに関係なく公開処刑が行われていたように思う。公開処刑は、それを希望する遺族にとっては癒しとなるほか、見せしめによる犯罪抑止も期待される(←抑止にならないとの主張もある)。癒し効果や抑止効果について科学的な検討が十分になされた結果として公開処刑が行われなくなったわけではなさそうだ。いつの時代にどういう論拠であっさりと非公開化されてしまったのだろうか。
翌日の日記に追記あります。