じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 文学部中庭の桜。きょうはちょうど新入生オリエンテーションの日だった。



4月2日(月)

【思ったこと】
_10402(月)[一般]年度初めは、郵便キャッシュコーナーで泣かされる

[今日の写真] 4/2は、2001年度の仕事始め。昼休みに、通帳記帳と現金払い出しのために大学構内の郵便キャッシュコーナーを利用した。いつものように、暗証番号と金額を入力したが、操作画面が
しばらくそのままでお待ちください。ただいま手続中です。
と表示されたまま、全く動かなくなった。

 そこで専用電話で事故処理のセンターに連絡をとるが、ボタンを押しても話し中でなかなか繋がらない。結局5分ほどたってやっと応対があったものの、「担当者が来るまでそのままお待ちくださいとのことだった。
  • (私)どのぐらいの時間がかかるのですか。
  • (センター)さあ、こちらは広島なのではっきり分かりませんが、20分から30分ぐらいかと思います。
  • (私)えっ、そんなに待てませんよ。何とかならないのですか。
  • (センター)携帯電話はお持ちですか。
  • (私)いや、持ってません。
  • (センター)となると待っていただくほかはありません。
 ということで、ずっと待ち続けていると、郵便局ではなくセコムの警備員がやってきた。このタイプのキャッシュコーナーの保守は、すべて外注になっているのだという。

 警備員とセンターとの間でしばらくやりとりがあった後、免許証提示により通帳は受け取ることができたが、それで一件落着というわけにはいかなかった。通帳には印字が無いものの、すでに払い出しの処理が完了している可能性がある。最悪の場合は、現金を受け取ったものとして処理されてしまう恐れがあるのだという。また、通帳の記帳が未処理状態になっているため、このままではオンラインで使用することができない。

 ところがそのあとのセンターの応対が全くラチがあかない。警備員から連絡をするたびに応対者が異なっているらしく、私の通帳番号を再度伝えたり、再度状況説明をするなど無駄が多かった。そして結局、センター側からは「通帳を持って岡山中央郵便局まで行って現金を受け取り、記帳をしてください。」という対応となった。

 すでに1時間近く経過していたのでいい加減私のほうも腹をたて、「すでに1時間近く待たせた上に、中央郵便局まで行けとは何事ですか。私はそんなに閑ではない。それに、中央郵便局までの交通費は誰が出すのですか。」などとくってかかった。結局、指定時刻に中央郵便局の職員が私の研究室まで現金を届けること、通帳の記帳処理は最寄りの郵便局で対応してもらうということで落着したが、その了承を得るまでにさらに10分近く待たされた。最寄りの郵便局での記帳処理の時間を含めるとトータルで1時間半のロスということになった。

[今日の写真]  郵便局の名誉のために、私の方の落ち度についても述べておくが、じつは、このキャッシュコーナーの入口には、「本日は通帳でのお取り扱いはできません」という無署名の手書きの注意書きが貼られてあった。これに気づかずに通帳を入れてしまったのは明らかに私のミスである。しかし、キャッシュコーナーを利用する時には、いま誰かが中で利用しているか、機械本体が「使用中止」になっているかということに注意が向けられるため、そんなものを見ずに中に入る可能性は高い。自動預払機本体の挿入口に注意書きを貼るとか、機械本体のほうで通帳の受付を拒否するような設定にしておくのが当然。この種の対応の仕方については、部内でぜひ検討してもらいたいものだと思う。

 今回の件で分かったこと、問題として感じたことを要約すると、
  • 郵便局とは別の場所にあるキャッシュコーナーは、いったんトラブルがあった場合に1時間以上待たされる場合がある。
  • トラブル応対のセンター担当者は広島、保守担当者は民間警備会社、事後対応は岡山中央郵便局というように、事故処理の対応には何の連携もない。
  • センターの担当者(あるいは応対のためのマニュアル)には、利用者が長時間待たされていることへの配慮が全くない。警備会社に電話を入れるだけであとは知らん顔といった感じだ。
  • なお、今回のような通帳挿入によるトラブルは、同タイプの預払機で他にも起こっているらしい。最近、通帳が横型に変わったことも事故の一因になっているようだ。
 個人体験の過剰な一般化であることを承知で敢えて言わせてもらうが、このさい、やはり小泉新首相を誕生させて郵政民営化を推進すべきかもしれない。民間の銀行だったら顧客に「通帳をもって本店まで行きなさい」などという発想はそもそも浮かんでこないはずだ。
【ちょっと思ったこと】

自宅が英会話教室

 4/3朝6時台のNHK情報ボックスは「自宅が英会話教室」。国内の英会話学校は6000以上と言われるが、最近では、学校に通わなくても学べる教室が登場しているという。
  • 98000円で自宅のTVに端末をとりつけて、TV電話により英会話のレッスンを受ける。
  • ネットを利用して、英国や米国の教師からレッスンを受ける。時差を利用して、24時間どの時間帯でもどこかの国の教師とつながるので便利。
といったもの。この方式は、大学での英語教育にも影響を与えることと思われる。

 もっとも3/17の日記でふれた『英語はいらない!?』(鈴木孝夫、PHP新書、2001年)の視点から言えば、上記のような学習システムは、土着英語者に絶対服従を誓う「マゾ型」の英会話学習(p.73)の域を出ない。希望者が自発的に鍛錬する分には問題ないが、義務教育として英語教育を行っていく際には、やはり「どういうタイプの英語を学ぶべきか」、「誰が学ぶべきなのか」を根本問題として検討していく必要がある。それをしないと、日本人の多くは英会話学習のための多大な時間的負担を背負い、結果的に学問や技術開発の面での遅れをとり続けることになりかねない。
【スクラップブック】
  • 青森市、昨年12/4以来の積雪が4カ月ぶりに消える。