じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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12月18日(月)

【ちょっと思ったこと】

台北でちょっと思ったこと(3)右側通行でバイクの乗り方は変わるか

[今日の写真]  12/15の日記に記したように、台湾は人口2300万人に対してバイクの台数が千数百万台に達するというバイク王国だそうだ。しかし、これだけの台数があるにも関わらず、乗り方も駐輪のしかたも日本の道路では想像もつかないほど整然としていた。その理由としては、
  • 排気量の多いバイク(150cc超?)が見あたらない。ガイドさんは輸入が制限されていると言っておられた。
  • 全員がヘルメットをきっちり着用していた。
  • 歩道や車道の専用エリアにきっちりと駐輪されていた。
などが挙げられる。岡大の構内やその周辺では暴走バイクの騒音が問題になっているが、排気量の多いバイクに対してはもっと規制を強化してもよいのではないかと思う。どういうバイクに乗るかは基本的には個人の自由であるが、環境に対する負荷、騒音、駐輪場での対応などを考えると、衣服や髪型などのスタイルの自由とは同列に扱えないところがあるように思う。

 ところで、日本では、バイクの左側から乗り降りするのが一般的であるように思う。自転車も同様だ。車が左側通行の国で車道脇に止めたバイクや自転車に乗る時には、人間が道路の端側に立つことになるので、左側から乗降するほうが結果的に安全であるように思われる。ところが、車が右側通行の国では、道路の右端にバイクや自転車を止めた場合、左側から乗降するためには、人間は道路の中央側に立たなければならない。その分、危険が大きいようにも思われる。実際はどういう乗り方をするのだろうか。

 帰国日の朝、簡単な市内観光をさせてもらった時に観察した限りでは、日本と同じく左側から乗降している人が多いように見えたが、データをとるほどの余裕はなかった。交差点で停止時には、大部分の人は進行方向に向かって左側にバイクを傾け、足を降ろしていたが、一例だけ、車道より高くなっている右側の歩道に右足を降ろしている人を見かけた。このほか、自転車のスタンドは左に傾くようになっていた。

 余談だが、右側通行の車(左ハンドル車)ではギアチェンジは右手で操作することになるため、MT車の場合、左手だけでハンドルを握る機会が多くなる。右利きの私にはこれはずいぶん危なっかしいように見えるのだが、慣れればどうもないのだろうか。



20世紀最後の授業

 岡大では、12月19日からは集中講義期間となるので、18日が今世紀最後の平常授業であった。私の場合、1コマ目の特講と、2コマ目の非常勤講師先での授業が、今世紀最後の授業となった。とりあえず、「では、よい新世紀をお迎えください」などと大げさに締めくくった。

 授業は終わったと言え、12/28の仕事納めまでは会議が目白押し。このほか、年内に提出すべき原稿が2件、来年度の開講科目のシラバスのとりまとめ、卒論集中指導、来年度のセミナー企画とりまとめなどの仕事が控えており、個人的に20世紀を振り返る時間的余裕ができるのは29日以降ということになりそうだ。年賀状はまだ一通も書いていない。今年も年賀状のEメイル化を推進していきたいと思っている。