じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
倉敷チボリ公園の紅葉。 |
【思ったこと】 _01126(日)[一般]これからのマイホーム 21世紀の住居環境に関する講演会に参加した。講演ではまず、21世紀の日本の住宅事情について
次に、これからのマイホームのスタイルとして
これからのマイホームはシンプルデザイン、かつ住む人の好みやライフスタイルに合わせて容易に部屋の仕切などを動かせる可塑性が大切だという話もなるほどと思った。 このほか、本筋からは外れるが、興味深い点が3つほど。
もっとも、家の中を「コト」として使えるのは昔ながらの和風建築の家だけに限られる。都会の30坪ほどの土地に立てた家では、「部屋=コト」というコンセプトが無く、そのわりに「家具=モノ」ばかり買い込むから、ただでさえ狭い家がますますむさ苦しくなってしまうのであろう。 で結局、我が家のマイホームの条件は何か。
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【ちょっと思ったこと】
気候変動に関する議定書 気候変動枠組み条約第6回締約国会議(COP6)が事実上決裂したという。これにより京都議定書の2002年発効が困難になるとともに、地球環境を守るための全世界規模の課題が新世紀に持ち越されることが確定した。 気候変動の問題は、すでに太平洋の島国で国土の水没危機あるいは地下水への海水混入という形で起こっているが、全般的には、自分たちの引退後あるいは死後に次の世代が直面する深刻な問題をどう回避するかという、スパンの長い課題。人類が交渉という手段でこういう問題に対応できるか、別の言い方をすれば、ルール支配が有効に機能するかという点で注目すべき内容を含んでいる。 このことで思うのは、国同士が、(目先の上で)自分のところが損をするような約束を平和的な話し合いで合意できるだろうかということ。これまで、人種差別、人権問題、戦争準備、テロ支援などの国レベルの悪は、先進国とりわけ強大国の経済的もしくは軍事的な圧力によって一定の抑制がかけられてきた。いわば罰的手段で直接効果的に統制されてきたわけである。そういうパワーを持たない状況で交渉がうまく進むかどうか、ここにはまさに人類の叡智がかかっていると言えよう。 ちなみに、核兵器、地雷や化学兵器、生物兵器などの軍縮交渉が気候変動防止の交渉よりも成功しやすいのは、人類が戦争の危機にそれだけ敏感であるというわけでは必ずしもない。そもそも軍備というのは、一部の軍人と兵器産業関係者を除けば、国にとってそれ自体負担となるものだ。軍縮をすればその分の予算を国民の福祉にまわすことができる。冷めた見方をすれば、軍縮はそれによって得をするから成功するが、気候変動防止の交渉は目先に損をすることがあるからなかなか進まないと言ってもよいだろう。 人類が自らの手で地球環境を守れないとすると、結局は、多くの地球生物を巻き添えにして自然の力によって淘汰されていくほかはあるまい。あるいは、ある時、宇宙人の清掃部隊がやってきて、人類を地球上で最も有害な種として認定して全滅させられてしまうかもしれない。大いに考えさせられる問題だ。 ちまたではIT革命など叫ばれているが、日本人がこれまでに磨き上げられた技術は、もっと地球環境保護のために優先的に活用されるべきではないだろうか。 |
【スクラップブック】
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