じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 日曜日の午後、雨上がりの歩道に金木犀の絨毯ができる。



10月29日(日)

【ちょっと思ったこと】

大学の会議の時間を短くする方法

 10/24の日記で書いたとおり、先週は長時間会議の連続であった。水曜日昼の会議は中止になったものの、金曜日には同じ教室の先生から代理出席を頼まれ、気軽に引き受けたものの17時40分から20時までかかりクタクタになった。ふりかえってみると、
  • 【月曜】18時半〜21時まで2時間半。
  • 【火曜】16時から19じまで3時間。
  • 【水曜】15時から16時半、16時半から18時半まで合計3時間半。
  • 【木曜】16時から20時まで4時間。
  • 【金曜】17時40分から20時まで2時間20分。
ということで、トータルで15時間20分、1日あたり3時間4分を会議に費やしたことになる。事務系職員と違って会議が何時間かかろうと超過勤務手当はいっさい出ない。そのぶん、Web日記の執筆や日記読みに費やす時間研究や教育の時間が削られることになり相当な負担となっている。

 そこで、これらの会議を短くする方法を考えた。それは、
















会議での発言は、日本語禁止。すべて英語を用いる!
と決めることだ。そうすれば、英語の苦手な人は一言も喋れない。委員長も英訳が面倒になるのでそれほど長い説明をしない。そして何よりも、委員各位の英語力が鍛えられ、国際会議に強い教員の養成にもつながるので一石二鳥となる。

 上記の案で問題が起こるとしたら、英語英文系の教員だけがやたらペラペラと発言しないかということ。もっとも、英語の先生は、それほど上手には英語を喋れないという説もある。と言いつつ、今週も来週も会議のオンパレード。



グループホーム介護の現実

 10/29夕刻、報道特集「定年後に介護ビジネス・・・・その現実」を見た。定年退職した男性が新たに介護ビジネスに乗り出す。会社の独身寮を改造して入所者30人規模のグループホーム施設を経営しようというものだが、当初の計画通りにはなかなか進まない。
  • 入所者が22人まで増えたあたりで介護スタッフの負担が重くなる。
  • 秋口になって体調を崩す人が出てくる。病院に入院すると介護保険からの配分が無くなる。
  • 痴呆のお年寄りが夜中に「脱出」してしまう。」
など。介護は素人だが丈夫で経験豊富なお年寄りが体の弱いお年寄りを介護するという「老老介護」をうたい文句にしていたようだが、入所者からは「施設は最高だが自由がきかないので家に帰りたい」と言った声も聞かれる。

 民間の施設となれば黒字を出すことが至上命題だが、そう簡単には採算ベースには乗らない。施設の周囲の環境も入所者本位に決められたというわけではない。「電車の騒音がうるさい所でも、耳の遠いお年寄りなら問題ない」といった発想もあったようだ。

 私自身がグループホームに入所するとしたら、何はともあれ、自然環境が豊富に残り、自由に散歩できること、園芸や畑仕事に取り組めることがどうしても必要。部屋の中で楽器の演奏や手仕事で時間をつぶす毎日などまっぴらごめんだ。そういう意味では、電車の騒音がうるさい独身寮を改造するよりも、過疎化の進む山村や離島に一大施設を作ってもらったほうがありがたい。経営上はなかなか難しいと思うが、そういうところにこそ国の補助を出していくべきではないだろうか。
【スクラップブック】