じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
サワトウガラシ。芝生や畑地の一角で小さな薄い青紫色の花をいっせいに咲かせている。名前についてはだいぶ昔に理学部の先生から教えてもらっただけで、自分では確認していない。よく見かける草花でありながら名前を知っている人は少ない。学校ではどう教えているのだろう。 |
【思ったこと】 _00514(日)[一般]不合格になれば全額返還という教育システム 最近、「不合格になれば総費用を返還します」を宣伝文句にした資格取得CD-ROM教材の新聞広告を数回見かけた。その文面だけを読むと、必ず合格できるように思ってしまうが実際のところはいかがなものだろうか。 広告をよく読むと、各段階には総チェックテストが用意されており、
この種の教材で問題があるとすれば、二次、三次、最終というような合格基準がどの程度の困難を伴うものであるかということだ。極端なケースとして K中学合格保証ソフト:不合格の場合は全額返還 という教材があったとする。ところが、その教材の最終テストに高校や大学レベルの数学問題が含まれていたり、10ページ分の長文を30分以内で読解しなければ正解に達しないような問題が含まれていたとすると、大部分の受講生は総費用返還の資格を得ることはできない。 自動車運転免許取得保証ソフト:不合格の場合は全額返還 なんていうのも同様。車の運転の仕方をイラストだけで簡単に説明したものであっても、自前の「最終テスト」の難易度を高くしておけば、全額返還が発生することはあるまい。要するに「不合格なら総費用返還」ということが、教材内容の分かりやすさを保証するものではないということにも注意が必要だろう。また、その教材だけを学べば確実に最終テストに合格できる保証があるのか、その教材以外にもいろいろな参考書を学ばないとクリアできないものなのかも明示しておくべきだろう。 もうひとつ、タダで資格を取りたいというズルイ受講生が、1回目だけわざと試験に不合格になって総費用の返還をしてもらい、2回目に本気を出しつつコッソリと受験というインチキをした場合にはどう対処するのだろうか。民法上、受講生の将来を拘束するような契約はできないと思うのだが。もっとも、受講生の大部分は少しでも早く合格したい人たちばかりだろうし、早く合格すればするほどそれによる収入も増えるはずであろうから、総費用返還目当てだけのためにわざわざ落っこちるような時間の無駄をすることは無かろうと思うけれど....。 いずれにせよ、契約事項は「努力してもしなくても不合格なら返還」ではなく「最終テストをクリアした上で不合格ならば返還」であることを忘れてはなるまい。何事にも王道は無い。試用版・体験版などから教材内容の充実度、分かりやすさをチェックし(←これがチェックできないような試用版であればインチキ商品ということになる)、さらに勉強時間がどれだけ確保できるか、本当にクリアできるだけの実力があるのかどうかを見極めた上で申し込むべきかと思う。 営業妨害などと言われると困るので念のためお断りしておくが、ここで取り上げたのは、「不合格になれば教材費等総費用をすべてお返しします」を宣伝文句にしている教育システムについての一般的な考えを述べたもの。特定業者の商品についてクレームをつける意図は全くない。このほか、少子化による高等教育機関どうしの競争激化の中で、いずれ「○○の資格が取れなかったら学費全額をお返しします」というようなs大学や専門学校も現れることと思う。その場合も、本人の努力が前提となると共に、最後は、その教育機関の実績が問われるようになることは言うまでもない。 |
【今日の畑仕事】
タマネギを収穫。 |
【執筆開始三周年記念クイズ正解(1)】
三周年記念クイズに応募いただきありがとうございました。マニアックな内容だったこともあり、回答してくださった方はきわめて少数であった。毎日1枚ずつ正解を紹介させていただくことにしたい。ちなみにクイズ問題は、 クイズ:次の3枚の写真(左から1.2.3.の順)の撮影場所をお答えください。 ヒントは、いずれも私がこの一年以内に訪れた場所です。 というものであった。ここに挙げた1枚目の写真は2000年1月17日の日記に掲載されたもので、雨上がりの朝の大学構内。半田山に霧がかかり、手前の水たまりとセットになって尾瀬沼のような風景を楽しむことができた。と記されている。 この写真についての正解者は、へたちゃん様と、匿名の方合わせて2名様のみであった。また誤答としては「北海道の南のほう」、「福建省」などがあった |