じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


3月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] 娘が作った雛人形風のお寿司。ウズラ卵や海苔が材料。食べるのが可哀想になってしまった。


3月3日(金)

【思ったこと】
_00303(金)[一般]他の家に勝手に電話をかけてしまう電話機?

 少し前から、我が家の電話で奇妙な現象が起きるようになった。不在時に留守電に録音された直後、どこかの家に勝手に電話がかけられてしまうのである。不在時なので当然気づくはずがないが、たまたま妻が、帰宅直後で受話器を取り損ねた時にこのことを発見。繋がった先からは「いい加減にしろよ!」という、子供の怒鳴り声が聞こえてきたとか。

 そんなことがあるものかと、私が外部から電話をかけて留守電を起動させると、またまた同じ家に繋がる。NTTに問い合わせたが、交換機レベルでの混線はないと確認。

 そこで電話機の使用説明書を詳細にチェックすると、この電話機には、我が家では一度も使っていない「用件転送機能(相手の用件が録音されるたびに、転送先の電話機を呼び出す機能。リモート操作により、録音された用件を聞ける)」があることに気づいた。もちろん家族の中でそのことを知っている者は誰も居なかった。

 次に短縮ダイヤルをチェックしたが、そこには最近息子が、祖父母の家や友人の家など4箇所の電話番号を設定していることが判明。さらに、マニュアルで設定方法を調べてみると、「用件転送機能」のほうは
  1. 短縮ボタンを押す
  2. 転送先の電話番号を入力
  3. 短縮ボタンを押す
  4. 「3」を押す
  5. 「転送番号○○です」というメッセージが流れる
いっぽう、「短縮ダイヤル(よくかける相手の電話番号を00から19までの数字で登録)」を設定する方法は
  1. 短縮ボタンを押す
  2. 登録したい電話番号を入力
  3. 短縮ボタンを押す
  4. 「00」から「19」のいずれかの登録番号を入力
  5. 「短縮ダイヤル○○です」というメッセージが流れる
となっていた。要するに、唯一の操作方法の違いは、4.の操作で「3」のボタンを押すか「00」から「19」というように数字のボタンを2回押すかどうかだけ。もちろん、最後の確認メッセージで、「転送」か「短縮」か違いを聞き取ることができるけれど、「短縮」の設定にしか関心の無い者にとっては「転送」の意味など気にとめるはずがない。もっとも、私が実際に確認した時点では、転送先の電話番号は未登録になっていたので、息子の誤操作が原因なのか、2000年の閏日による誤動作?なのか、その他老朽化による設定メモリの混線なのかは確認できなかった。いずれにせよ、短縮ダイヤルの設定先の1つ(たぶん息子の友人の家?)に勝手に電話がかけられていた可能性の高いことが分かった。

 結局、電話機の裏のオールリセットボタンを押すことで誤作動は解消したが、これって結構怖いことだと思う。なぜなら、
  • まず、「転送先」の家から見れば、我が家が迷惑電話の犯人になってしまう。
  • 留守電のたびに電話機が自動的に電話をかけてしまうのだから、電話代が大幅に増える。
比較的早期に発見できたので目立った被害なしに済んでよかった。息子の友人の家にはどうお詫びしておこうか。
【思ったこと(2)】
_00303(金)[心理]パラサイト・シングルその後

 昨日の日記の続き。3月4日朝6時台のNHKニュースの中で、名付け親の山田昌弘・東京学芸大助教授が出演されていた。

 山田さん御自身によれば「パラサイト・シングル」の特徴は、「単身」と「ぜいたく」。生活の自助努力を含め、「やる気」や「努力」の喪失につながるということを問題点として挙げて居られた。また、この背景には、「子供に苦労させないのが親のつとめ」という50〜60代の親の意識があること、結婚して独立生活を始めるとぜいたくな生活ができないという社会背景があるというようなことも言っておられた。昨日の時点では知らなかったのだが、さっそく文献検索サイトでチェックしたら

『パラサイト・シングルの時代』/山田昌弘/ちくま新書/筑摩書房 ISBN:4480058184

という本が出ていることに気づく。やはり、それを読んでから感想を述べるべきであった。

 テレビで聞いた話の中では、「努力」と言う言葉が印象に残った。確かに、「単身」+「ぜいたく」という環境のもとでは、自助行動、あるいは将来にむけた努力が強化されにくい。親と同居する単身者でも、チベットのような過酷な生活環境ならば家全体を支えるための役割が決まっているけれど、今の日本ではそれが求められない。確かに問題がありそうだ。さっそく本を注文。
【ちょっと思ったこと】
【今日の畑仕事】
ジャガイモを植える。
【スクラップブック】