「罪」の部分では、まず経済的影響として、少子化、未婚化で家や家財道具など、基本的な消費が増えない。もっと大きな問題は、依存主義の台頭だろう。

• 手取り約15万の給料は、英会話にエステ、お茶などの習い事で消え、ボーナスは海外旅行の資金。
• ○○さんはブランド物に目がない。

• 　某大学で「行動分析学入門」および「基礎的統計解析の理解」というテーマで講演を依頼された。先週から風邪をひいていたが2日前に半日布団で休むなど大事をとったことで何とか回復、無事に90分×2コマ分の話を終えることができた。
  
  　30代の頃は、講演というと、相手の理解や反応を無視して、自分の伝えたいことをしゃべりまくっていただけであったように思う。最近になってようやく、聞き手のニーズやレベルに合わせ、「これだけは伝えたい」ことは何かを事前に考える余裕が出てきた。
  
  　もちろん、学会のシンポだったら、与えられたテーマについての自分の考えを最大限に詰め込んでもある程度納得してもらえる。これに対して、何も予備知識の無い相手に専門用語の解説のようなところから始めると消化不良を起こさせてしまう。今回とくに留意したのは
  • その場限りで忘れられてしまうような専門用語は最初から使わない。
  • 入門的解説に先立って、そのテーマに関心を懐かせるような確立操作（いわゆる動機づけ）を行う必要がある。
  • 話の9割ぐらいは聞き手が当たり前だと思っていることをしゃべり、残りの1割で新しいことを伝え印象づける。
  • 翌日まで記憶に残るようなキャッチフレーズを用意する。今回は「結果が原因になるという発想」をキャッチフレーズにしたつもりだったが、うまく印象づけられただろうか。
  なお、講演の概要は近日中に何らかの資料としてＨＰに掲載する予定。