じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


2月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] RSKバラ園の梅の花。この日記でも何度か紹介させていただいたが、岡山〜倉敷の中間(新幹線の南側にも見える)にRSKバラ園というフラワーパークがある。「RSK」というのは放送局の名前。そのアンテナを同心円状にとりまくようにバラの花が植えてあるが、他の季節にもお客を呼べるように、その一部には梅林、桜林、菖蒲園などがある。今は梅の季節。

2月24日(木)

【思ったこと】
_00224(木)[因得]ネット用語について考える(2):「ホームページ=HP」、TOP、URL、ピリオドなどの呼称・略記をめぐって

 昨日の日記の続き。それぞれの呼称や略記について、現段階での私の考えをまとめてみたいと思う。そのまえに、タイトルの「呼称」という言葉だが、『新明解』によれば
呼称:物ごとにつけられる名前。また、物をその名で呼ぶこと。
いっぽう、「用語」のほうは『新明解』では
用語:その人(特定の部門)によって使われる言葉
となっていて、それを使うことが広く認められている言葉に限られているように思う。その語の由来がどうあれ、現状で複数の呼び方が混在している場合には「用語」とは言えまいと考えている。このほか「慣用表現」という言い方もあるかもしれないが、これも使用実態を調査した上でないと使えない。

 さて、「ホームページ=HP」の件だが、そもそも「ホームページ」自体が元々の意味と違った使われ方をしていることも考えなければならないが、今回はこの点は省略。

 「ホームページ」を「HP」と略記することについては個人的にはもの凄く抵抗があった。ちなみに、ランダムハウス英語辞典で「HP」、「hp」、「H.P.」、「h.p.」などを調べると、「Hewlett-Packard Co.」、「High Priest」、「high power」、「high pressure」、「horsepower」「heir presumptive」などの略称として用いられていることが分かる。私の場合は、ホームページを閲覧する以前に、息子と一緒にスーパーファミコンのRPGゲームに熱中していた時期があり、「HP」でまず思い浮かべることばと言えば、それぞれのキャラのヒットポイント(当時は読み方が分からずに「エイチ・ピー」と言っていた)のこと。とはいえ、過去ログを辿ってみるとじぶんの日記では執筆開始当初から「ホームページ=HP」(私の場合は2バイト系の「HP」)という略記を使っていたようだ。調べた限りでは97年5月15日からすでに使っていた。

 例によってgooで検索したところ
  • 「HP」あるいは「HP」:90万9128件
  • 「ホームページ」:463万7572件
  • 「HOME」&「PAGE」:103万5152件
などとなっていた。到底チェックできる数ではないけれど、「ホームページ」を「HP」とする略記はかなり定着しているように見受けられる。

 「ホームページ」を「HP」とするのは、昨日の「HN」同様、文中に文字数の多い言葉が頻繁に出ると目障りであるように感じるから。このあたり英語ではどうなんだろうか。ヒマを見つけて、英文日記などをあたってみたいと思う。

 ところで、「ホームページ」を2バイト系2文字で表す表現として「家頁」というのを見たことがある。しかし上記同様gooで検索した範囲では、現時点で2052件にとどまった。これって中国語なのだろうか? 情報をいただければ幸いです。

 ホームページに関連して「トップページ」、「フロントページ」、「インデックスページ」という言葉がよく使われる。同じくgooで調べたところ
  • 「トップページ」: 99万6366件
  • 「TOP」:167万3049件
  • 「フロントページ」:6万3219件
  • 「インデックスページ」:1万3183件
 HTML文書作成法を学び始めた頃のある教科書には「フロントページ」が正しいと書かれてあり、私もしばらく「フロントページへ」というリンクを入れていたことがあったが、現在では「TOP」としてしまった。これもほぼ定着してしまったのではないかと思う。

 このほか、よくテレビやラジオの番組で番組特設のホームページを紹介する時に、「ホームページのアドレスは、....○○○、ピリオド、△△、ピリオド....」などと伝えられることがあるが、私自身はどうもこの「アドレス」と「ピリオド」という呼称が耳についてしまう。やはり「アドレス」は「url(Uniform Resource Locator)」、「ピリオド」は「ドット」と呼ぶべきではないかと思うのだが、これも広まってしまった後では大勢に従うしかあるまい。
【ちょっと思ったこと】

 
【スクラップブック】
【今日の畑仕事】
喉をいためてしまったので立ち寄れず。