じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


2月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] 福寿草。お正月の花として人気が高いけれど、露地植えでは今頃が見頃。

2月21日(月)

【思ったこと】
_00221(月)[日記]書き込み者が同一人物であるかどうかの判断に迷うWeb掲示板

 昨日までの日記で、「ことしの卒論をふりかえる」話題を取り上げた。その中の「Eメイル上と対面状況で形成された対人印象の差異」をテーマにした卒論に関連して
CMC(Computer-Mediated Communication)の一形態としてEメイルに注目した点は評価できるが、い まの時代、ネット上での交流は、Web日記やWeb掲示板、チャット、ポストペットなど多種多様。面識の無い男女が何のニーズも無い状態でメイルだけで交信をするという状況設定は少々不自然ではないか。
と指摘した。本日はそこからの連想として、Web掲示板について最近思ったことを記しておきたい。

 個人のWebサイトの中には掲示板を付設しておられる方が結構多い。Eメイルのように発信者と受信者の関係が一対一に特定されないため気軽に書き込めること、また、書込者どうしで団らんの場ができることも大きな魅力になっているように思う。中には自分のHPのほうは殆ど更新せずに、もっぱら掲示板での会話を楽しむ人も居るし、「掲示板書き込み強化週間」を設けている人も居る。ちなみに私自身も、Web日記関連で2つ、大学の授業関係で2つ、合計4つの掲示板をレンタルし、日々の情報交換をさせていただいている。

 このように、正常に機能している限りにおいてはまことに魅力的なWeb掲示板であるけれども、しばしば、心ない人の傍若無人な書き込みによって場が荒らされたり、ちょっとした誤解から対立が生じ、開設者が休止や閉鎖を余儀なくされるケースも多い。

 そんななか、偶然または故意に、別の人と同じHNを使って掲示板に書き込む人が居る。これが発端となって、それまでの良好な「交信」関係が気まずくなったり、誤解が誤解を生んで無用な対立が生じたりするのはまことに残念だ。このほか、先日高樹さんが書いておられたように、自分の知らないところで自分のメイルアドレスが勝手に使われている場合もありうる
※高樹さんの所に届いたという「以前インターネットで見かけた、出会い系の掲示板に、あなたのアドレスがあったので、本当なのか、誰かのいたずらなのか半信半疑ながらメールを送らせてもらいました。」というメイルは私の私用、公用両方のアドレスにも届いていることを確認できた。全くのでっち上げ、どこかのメルアド屋のデータを流用したものだろう。
 それでは、同じHNが同一人物による書き込みであるかどうかは、どうやって見分けたらよいのだろう。多くの方が使って居られるtcupの場合、HNの他にメイルアドレスの記載欄がある。読み手は普通、このアドレスを頼りに同一人物かどうかを判断する。

 しかし、この場合、アドレス自体を偽っても全くチェックがかからない。容易に「本人になりすます」ことができるわけだ。そこで、tcupでは、開設者の選択によりリモートホストがログに残るようになっている。その場合、ブラウザでソースを表示させれば、書込者がどのホストから書き込んだかがチェックできる仕組みになっている。例えば、私が自分の研究室から書き込むと、どんなにHNを変えようとも「<!-- Remote Host: hasenew.let.okayama-u.ac.jp, Time: XXXXXXXXX -->」というような記録が残る。これはかなり信頼性の高い「同一性保証」になりうるかと思う。

 もっとも、同じ私でも自宅や旅行先から書き込めば、アクセスポイントの選択によって全く別のホスト名になってしまう。また、諸般の事情から、この種の表示を好まない方もたくさん居られるようだ。

 Web日記を書いている人であれば、日記の中に「きょうは○○と△△という掲示板に××というHNで何件書き込みました」と宣言すれば、作者自身と発言者との同一性は保証されるであろう。もっとも本来気軽に書き込むことがメリットであるはずのWeb掲示板で、そこまで行うのはちょっと大げさすぎる。

 次善の策としては、
  • 自分は掲示板にはゼッタイに書き込まないと宣言すること
  • 特定の掲示板以外には出入りしないと宣言すること
  • リモートホストが記録されない掲示板には書き込まないこと
  • イチャモン系の掲示板には近寄らないこと
などが考えられるが、誘惑に弱い私はどれも守れていない。

 とりあえず、守られたらよいというエチケットのようなものを思いつくままに挙げてみれば
  • メイル記載欄のある掲示板には、なるべくアドレスを書くこと。もっともこれを推奨するには、掲示板記載のアドレスがメルアド屋に流用されないような法律上の整備が必要かも。
  • 他者のメイルアドレスもしくは(書き間違いでなく故意に)ニセのメイルアドレスを書き込むことは厳に慎むこと。そういや、某掲示板に「はせぴぃhasep@ma5.justnet.co.jp」という書き込みがあった。私のメイルアドレスが「hasep@ma4.justnet.ne.jp」であることを考えると、このように紛らわしい偽アドレスを使うことは明らかに悪質なイタズラ。法律にもふれるように思うのだがいかがだろうか【上記のhasep@ma5.justnet.co.jpが実在しないことは確認済みです】。
  • 掲示板に初めて書き込みをする人は、とりあえず、過去数画面分のログをチェックし、もし別の人がすでに同じHNを使っていた場合は、「○○さんと同じHNですが別人です」とか「○○@岡山です」といったように、誤解を回避する挨拶文を入れることも必要かと思う。
 いずれにせよ、「なりすまし」や「なりすましもどき」の行為をする人はごく一握り。何とか相手をしてもらおうと必死になっている姿は気の毒としか言いようがない。
【ちょっと思ったこと】
  •  所用で倉敷方面へ。帰りがけ、「セルフ給油」のGSで生まれて初めてガソリンを入れてみた。事務所には数人の従業員が詰めているが、こちらがいくら手間取っていても決して手助けはしてくれない。質問しても遠くから口答でアドバイスしてくれるだけだった。

     説明板に従ってまずクレジットカードを読み込ませる。それから車の給油口を開け、給油ホースを挿入して、レバーを握りしめる。溢れたらどうしようと思ったが、ちゃんと満タン寸前で自動的にストップする仕掛けになっていた。

     給油ホースを元に戻し、給油口のキャップを閉めたがところでちょっと迷う。いつまで経ってもレシートが出てこないのだ。やむを得ずインターフォンで聞いたところ、給油ホースの先が所定の収納口に納まっていないためであることが判明。ま、慣れてしまえば楽なもの。周辺のGSよりは2円安い。もっとも今回は16リットルしか入れなかったので節約額は32円だけ。これだったら行きつけのGSで景品のティッシュ1箱をもらったほうが楽でよかったかも。

  •  2/22の朝日新聞によればIBMは来年3月から、課長相当職以上の場合はTOEICで600点、次長相当職の場合には730点以上を昇進の条件とすることを決めたという。英語検定試験の定期的な受験を義務づけている企業があることはWeb日記を通じて知っていたが、このように具体的基準が定められれば励みにもなるかと思う。ちなみに、私が知っているWeb日記作者の中でTOEICの点数が最も高いのはこの方(12/10)の965点。Listeningが495点の満点。Readingが470点とは凄い! 私自身は一度も受けていないので分からないが、英語専門書講読といくつかの英語論文を書いた以外は特別に英語の勉強をしたことがない。トータルで400点、いや300点以下かもしれんなあ。
【スクラップブック】
【今日の畑仕事】
多忙につき立ち寄れず。