じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] イラン・シーラーズ近郊ナグシェ・ロスタムで見た紫色の花。ガイドさんに名前を聞いたら「thoren」と言っておられたが辞書にはそれらしき花が見あたらず(注:gooで検索したがゼンゼン別の意味に使われている模様。まさかガイドさんのジョークではあるまいなあ)。このあたり一帯の路上に群をなして咲いていた。今回のイラン旅行で見た野生の花の中では最も美しいと思った花。

9月4日(土)

【思ったこと】
990904(土)[一般]家庭用電源についての疑問(1)220Vか100Vか

 9月1日の日記で、イランの家庭用電源が220V、丸ピン2本タイプのコンセントであったことに関連して、いくつか疑問を述べたところ、たくさんの方から貴重な情報を寄せていただいた。深く感謝いたします。時間の関係で、今回は
外国では 220ボルトの国も結構多い。 エネルギーの効率とか漏電や感電の際の危険を総合的に判断した場合、100ボルトと220ボ ルトではどちらが効率的な電源ということになるのだろうか。どなたかお教えいただければ幸いです。
という疑問の部分に限って、お寄せいただいた情報をご紹介させていただく。なお内容は一部省略、改行部分を改変してあります。ご容赦ください。
  • まず、みのべさん(どくだみ荘日記)から
     送電技術が未発達な国では送電のロス(ラインドロップ)を少なくする為に200V系の高い電圧を使用していると聞いたことがあります。日本や米国等の100V系地域は安全性を考えて家庭には100V配電を採用したいきさつがあるらしいです。

     家庭でも大電力を必要とする機器では変換効率を考えると200V系配電に軍配があがりますが、安全性に難があります。それぞれ一長一短があるので、100Vと200Vの両方を機器に合わせて使い分けるという方向に進んでいると思います。今、たいがいの家庭には単相三線式で給電されていますから、100Vでも200Vでも簡単に使い分けられます。今後、電磁調理器等の電力を消費する機器が普及してくると200Vで使用するケースがもっと増えてくるのではないでしょうか。
    という情報をいただいた。

  • Shiroさん(Island Life)からは
     長距離を送電する場合はインダクタンスの影響を押さえるため高電圧の方が有利、というのはありますが、家庭用程度の規模・電圧ではあまり関係無いでしょうね。屋内での引き回しや、コンセントに差し込むコードを考えてみると、電圧が低いとより太い芯線が必要、電圧が高いとより厚い絶縁が必要になるわけで、家庭用程度の電圧の場合は絶縁は大した事無いでしょうから、太い芯線を使う方がコスト高になりそうです。また、多くの電気機器は電灯線の電圧を内蔵のランスで落として使っていますが、入力電圧が高ければ一次側のコイルの線が細くて済むので、トランスが若干軽量・小型化できそうに思えます。トランス内蔵のAC-DCアダプターなんかでは差が見えそうです。【以下、一部省略】
という情報をいただいた。安全性か変換効率か、太い芯線か厚い絶縁か、といった点で一長一短があるということらしい。

 余談だが、むかし旧ソ連で電熱式の湯沸かし器(サマヴァール)を買おうとしたことがあった。旧ソ連は確か220Vで日本と電圧が異なるのでそのままでは使えないと聞いて諦めたが、プラグの形状だけ合わせて強引にお湯を沸かしたらどうなるのだろう。30年ほど前に習ったオームの法則何たらから言えば、220V用のほうが電熱線の抵抗が大きいので100V電源で使えばなかなかお湯は沸かないが、危険性は少ないようにも見える。万が一火事になった時に規格外の電気製品を使った点で火災保険が出なくなる恐れはあるかもしれないが、実際のところはどうなんでしょう?

 アース線の必要性についていただいた情報は明日以降の日記にてご紹介させていただくことにしたい。
【ちょっと思ったこと】
  • 9/5〜9/7は、名古屋市の中京大学で日本心理学会年次大会が開催される。7月末の行動分析学会年次大会の時に研究旅費を使い切ってしまったので、今回は私費による研修扱いの参加。他にも用事が山積しているのでフル出場せず、個人発表と種々の個別的な打ち合わせだけ済ませて早目に岡山に戻る予定。この日記については、ネットにアクセスできる環境が整っている限りはできるだけ定時に更新(エントリー)するように心がけたいと思っている。
【新しく知ったこと】
  •  9/5朝の「所さんの目がテン!」によれば、日本に棲息するタニシは、オオタニシ、マルタニシ、ヒメタニシ、琵琶湖特産のナガタニシの4種類。右の触覚がくるりと巻いているのが雄。交接の後、年に30匹ほどの稚貝を産む少数精鋭型。番組ではなかなかタニシが見つからないと言っていたが、岡大周辺の用水路ではごく普通に見かけるし、私自身、水槽でドジョウなどと一緒に飼っている。

     番組ではスクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)のことも取り上げていた。1971年に南米パラグアイから養殖用に輸入されたものの、稲を食い荒らすことが分かり輸入禁止に。しかし、九州を中心に各地で野生化してしまった。岡山市内でも産み付けられたピンク色の卵を目撃したことがある。昨年9月4日の日記でとりあげたことがある。あれからちょうど一年経ったが、相変わらず繁殖しているのだろうか。
【今日の畑仕事】
ミニトマトを少々。草取り少々。
【スクラップブック】