じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 4月9日の日記で、この時期にパソコンが捨てられることがあると書いた。写真は、4/10になってから新たに「発見」したもの(PC9801-UV)。ディスプレイだけでも「回収」しようと思ったが、あいにくすでに大量の雨水を浴びており諦めた。


4月11日(日)

【思ったこと】
990411(日)[生活]桜三昧の一日

[写真] [写真]  昨日の大雨も上がって午後から晴れ上がる。妻と2人で県議選の投票を済ませたあと、近くの半田山植物園に。毎年この時期に一度は、家族4人でここを訪れていたのだが、今年は、息子も娘も家でゴロゴロしているほうがいいといって同行せず。自転車2台でのんびりと途中の大学構内の桜、木蓮、スミレ、山吹、白花タンポポなどを眺めながら、植物園に向かった。

 植物園では数年以上前から行われてきた大規模な改修工事もようやく竣工。ここはもともと岡山市内地域への上水道の配水施設のあるところで、植物園と言っても、もっぱら樹木のみで、春の梅、桜、サツキの季節以外には入場者もそれほど多くなかったように思う。今回1年ぶりに訪れたところ、以前より一年草の草花が増え、いくらか植物園らしくなっていた。

 大部分の桜はまだ散り始めたばかり(写真左上)。日曜日というのにその割には人が少なかった。いちばん有名な後楽園や旭川沿いの桜がすでに散り染めになっていたため、もはや桜は終わったと思われてしまったのだろうか。また、昨年あたりは、樹の下でバーベキューをするグループが多く煙のニオイと騒がしさで閉口したものだったが、今年は1つも見あたらない。管理者側で禁止していたのか、単に時期が遅かったためなのかは確認できないが、いずれにせよ静かに散策ができてまことに結構だ。
以前にも吉備路の備中国分寺前の広場で大ボリュームのスピーカーを運び込んでカラオケ大会をやっているグループを見かけたが、ああいう騒音を出されたのではのんびりと雲雀の高鳴きを聞きながら昼寝をすることができない。公共の場での花見は、多様な価値観を出来る限り許容するのが大切だと思うが、大前提として、他者の別の価値観に基づく過ごし方を妨害するような行為、特に他者が能動的に遮断できないような音、ニオイに関する刺激は極力謹んでもらいたいものである。
 セルフタイマーで夫婦の写真(写真右上)を撮ったあと、ぶらぶらと山を降りる。桜の他には、ハナカイドウ、ボケ、花桃(写真左下)なども美しく咲いていた。
[写真] [写真]
 この植物園では桜の季節に合わせて夜間20時半まで開園して、夜桜を楽しめるようになっていた。「桜なんていつ見ても同じさ..」などとニヒルな発言をする子どもたちをおだて、夕食後に再度足を運んだ(写真右下)。車なら10分もかからない気楽に行かれる所ではあるが、それにしても一日に2度も同じ植物園を訪れるとは...。

 夜桜は花が夜空に浮かび上がり昼間とは違った様相を呈していた。桜の花自体はまだ数日は楽しめそうだが、夜間公開はきょうが最後ということだ。子供の成長と夫婦の高齢化によって我が家の花見の形態もいろいろに変わってくる。来年はどういう形で花見をすることになるのだろうか。

※大サイズの写真は一日限り限定公開です。
【ちょっと思ったこと】
  • 4/11の18時すぎにTVのスイッチを入れたところ、何となく見覚えのある番組をやっていた(NHK教育)。しばらく見続けて、「大草原の小さな家」であったことが判明。改めて新聞TVを見ると『インガルス家の旅立ち(前)」となっていた。このシリーズは、かつては毎年のように放映されており、私も語学練習を兼ねて二カ国語放送の副音声で同じ作品を繰り返し見たことがあるが、残念ながら今まで一度も第1回目を見たことがなかった。スイッチを入れた時にはすでに15分近く過ぎていたけれど、ひょっとしてこれが第1回目にあたるのだろうか。

     このシリーズでいちばん印象に残っているのは、ローラの父親のチャールズとキャロラインが幼なじみであった頃に初めて二人でダンスをするという話。キャロラインから誘われたチャールズは事前に一生懸命ダンスの練習をするが、当日イジメにあって服を汚される。キャロラインはずっと待つがチャールズは会場には現れない。結局、キャロラインが深夜に帰宅後、家の前で二人だけで踊るというようなストーリーだったと記憶している。

     シリーズは、確か、体が麻痺した息子を連れたチャールズが山に籠もって奇跡を実現させたという宗教っぽい完結編、街が悪者に買収され立ち退きを余儀なくされた時に住民たちが自分たちの家を爆破して抗議するという別の完結編などあって、全体のストーリーは今ひとつぴんとこない。何しろ、同一の俳優(メリッサ・ギルバート)が子供時代から結婚後までを演じるというのだから、寅さん顔負けの息の長い番組。父親役で監督兼任のマイケル・ランドン氏はすでに亡くなられていたと思う。

     いつぞや、NHKで、作者のローラ・ワイルダーとその娘の実際の生活と活躍ぶりを紹介する特別番組をやっていたのを見たことがあった。思想的には、かなりの保守派。確かビデオに録画してあったと思ったが、どこへ行ったかなあ...。

  •  1日前の土曜日昼の「生活笑百科」で、自分の土地に家を建てる時に、隣接する他人の土地に足場を組んでよいかというような話題を取り上げていた。正確に聞き取ったわけではないが、民法の規定によれば、そのような目的で他人の土地を一定期間占有することは可能であり、必ずしも所有者の承諾を必要としないのだという。自分の土地だからと言って何でも思い通りにはできないということらしい(但し、土地と家屋内とは違う)。

     いま倉庫代わりに借りている貸家の場合、正規の入口は北側にあるが、他人所有の私道である上に道が細く、最寄りの市道から大型家具を搬入するにはたいへんな労力を要する。いっぽう、南側は他人所有の月極駐車場になっており、境界には塀が無く容易に通過できる状況となっていた。借り始めの頃はその南側駐車場内の空き地に短時間車を駐車し、境界線をまたいで箪笥や本棚を搬入させてもらった。この時は事前に駐車場の持ち主の承諾をいただいたが、持ち主の方は、この通過行為が既得権化して、将来その駐車場に自分の家を建てる時に貸家側の住人の通行路を確保する義務が生じるようになったら困るとひどく恐れておられた。このあたり、民法上の規定はどうなっているのだろうか。どなたか情報をいただければ幸いです。
【5LDKKG作業】
  • 夫婦で、トマト、ナス、ピーマンの植え付け、ジャガイモ芽掻き、インゲンの種まきなど。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】