じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] チューリップとリビングストンデージー。大学構内にて。新入生を歓迎するかのように咲きそろった。


4月9日(金)

【思ったこと】
990409(金)[一般]リサイクル品で息子専用のパソコンを作る

 転任か卒業のためか分からないが、某ゴミ置き場に数台のパソコンが捨てられているのを発見。すべてかつて圧倒的シェアを誇ったN社製のパソコンとディスプレイ。この時期になると毎年、この種の廃棄物が多くなる。

 数年前まではVMとかVXが主流だったが、最近では32ビット系(CPUが80286〜80386程度)、3.5インチディスクドライブ付きのものも出てくるようになった。当時はこれでも30万円ぐらいの値段だったと記憶しているが、Windowsの使えないパソコンでは実用性が乏しい。

 ちょうど我が家では、中学2年になった息子が自分専用に使えるパソコンを欲しいと言っていたところだ。と言っても新しいパソコンを買うほどの経済的余裕はないので、息子には少々気の毒ではあるが、これらの廃品やかつて収集したボード等を組み合わせてセットを作ってみた。基本構成はCPU80286に4MBのRAMボード装着。システムのほうは、MS-DOS3.1に一太郎ver3.0、N88-BASIC(MS-DOS版)、これに、「ですくきっと・まつもと」という常駐のアクセサリ(時計、スケジュール表、メモ帳などが起動できるもの)を2枚のフロッピーディスクに収納し、起動時にRAMボードに転送して使うという。一時期、私がいろいろ使ってみた末に、最も使い勝手のよい構成として定着させたものだ。

 久しぶりにconfig.sysとかautoexec.batのファイルをいじってみて思ったことだが、あの頃は、自分の使っているシステムの中でそれぞれのファイルがどう機能しているかが素人ユーザーの私にも分かるような構成になっていた。Windowsになってからは何かトラブルがあっても自分自身ではサッパリ分からない。MS-DOS時代を自転車こぎに例えるならば、いまのWindows時代は、得体の知れない航空機の操縦桿を握っているような気がする。

 設定を終えて「一太郎ver3.0」を使ってみる。辞書ファイルをRAMディスクに転送してあるので変換は最新機でATOK12を使う場合と全く変わらないスピードだ。この日記でも何度か書いたけれど、単に論文の下書きをする程度だったらこの構成で十分。大学の計算室などでも、こういう中古品を置いたほうが学生もテキストファイル作成に専念できるのではないかという気がする。

 とりあえずこれで息子も納得したが、これから先、どの方向に興味が向いていくかは、ある程度は、親が何を用意するかにかかっている。早い時期から、あまりプログラミングに興味を持たせると、相対的に他の世界への興味が薄れるので考え物だ。できれば、基本的な文書処理、データ処理だけについて限定的に興味をもってもらいたいところだが、中学生ともなると何でも親の要望通りというわけにはいかない。いずれは親の知らないところで匿名のWeb日記などを始めたりするんだろう。
【新しく知ったこと】
  • 4/10の朝日新聞第2岡山版に掲載されていた広告記事によれば、岡山名物Top10は、備前焼、白桃、マスカット、ばらずし、大手まんぢゅう、吉備団子、ままかり酢漬け、むらすずめ、い草製品、倉敷ガラスとなっている。広告会社の企画制作によるもので応募総数も1966通と比較的少ないので「組織票」が入っているおそれもあるけれど、ほぼ妥当なところに落ち着いているのではなかろうか。Top10には入っていないが、玄人好みの名物になりそうなものとしては、下津井干しダコ(11位)、撫川うちわ(12位)など。その他、蒜山に旅行した時には、蒜山大根とかジャージヨーグルトなど、ほかに美星町の特産品など。
【けんこう更新日誌】
こちらをご覧ください。
【5LDKKG作業】
  • 貸家のほうは忘れ物を取りに行った程度。アパートのほうで部屋の本棚を移動。パソコン台を確保。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】