じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ユキヤナギ。3月に真っ白な花を咲かせる花木として辛夷と馬酔木の花を掲載してきたが、もう1つ、ひときわ白さが際だつのがこのユキヤナギだ。大学の東西通りの川沿いに咲いている。この写真は実は3月22日撮影のものであったが、この日は寒の戻りでホンマの俄雪が降っていた。


3月26日(金)

【思ったこと】
990326(金)[一般]大学入試の追加合格について思ったこと

 3/27朝日新聞によれば、京大の前期日程入試日本史の問題に分地制限令の年号に関する出題ミスがあり、26日、10人が追加合格になった。追加合格者10名は全員が入学の意思を示しているという。

 京大でこの種の措置がとられたのは初めてのことらしいが、他大学の入試、あるいは気象予報士(1995年)、一級建築士(1998年)などで、出題ミスによる追加合格措置がとられるケースは結構多いようだ。ひどいケースとして、昨年度の入試の得点集計処理ミスが発覚し、1年前の不合格者に対して合格の措置をとった大学もあったように記憶している。

 これらの措置は、基本的に、受験生にプラスとなる部分だけの変更措置であり、当該大学と受験生の関係の中だけでとらえる限りは、全く不平が出ないように見える。しかし、その受験生が不合格とされたことによって受験した別の大学、それに要した費用、周囲の気遣いなど考えると、単純に「追加合格でメデタシメデタシ」というわけにもいかないように思う。

 例えば、今回の京大のケースは前期日程の追加合格ということである。前期で不合格となった受験生はたいがい後期に別の大学を受験しているはずだ。となると、今回の追加合格者が別の大学の後期試験で合格していた場合、そちらの大学のほうは入学手続辞退をすることになるので、そちらの大学の後期の入学者が定員割れを起こす恐れだってある。要するに1つの大学で追加合格を決めるということは、別の大学の入学者決定にも結果的に影響を及ぼす恐れがあるということだ。

 で、万が一、そのことで別の大学が定員割れになった場合はどうなるのか。私の理解している範囲では次の措置がとられることになるようだ(←あくまで私の個人的な理解なので、これを頼りにしないでください)。
  1. 一般的には、どの大学も定員よりやや多めに合格者を決めているので、それにより結果的に定員を充足させる。
  2. 学部全体として一定比率以上に定員割れが生じていた時は、あらかじめ決定してあった追加合格候補者(いわゆる補欠)に入試成績順に連絡をとり、入学の意思表示があれば手続をさせる。
  3. それでも一定比率以上に定員割れが残る場合には、再募集を行う。
 なお、これらはあくまで学部の入試制度であって、大学院以上では定員割れになっても一定水準に満たない者まで合格させることはしなかったと思う。

 上記2.のいわゆる「補欠合格」措置が実際にどの程度行われているのか、どのように情報公開されているのかは調べてみないと分からない。不幸にして現時点で前後期試験とも不合格になっている受験生にも、志望大学の事情によって、まだかすかながら合格のチャンスが残っている場合がありうるという程度のことだ。

 ただ、そのチャンスは複合的な要因が重なって殆ど奇跡的に到来するものだから、このさい神仏に祈ってそれを待つよりは、心機一転、浪人生活も人生のひとつの試練と考えて新たな受験準備に入られるほうがよろしいかと思う。

 余談だが、私の同僚の中には、現役入学より浪人して大学に入った者のほうが意外に多いように思う。また、これもあくまで主観だけれども、学部時代や修士課程在学時に留年した人がかなりの率にのぼるように思える。ま、私のようにストレートに博士課程まで進学したってオーバードクターで6年も就職できなかったケースだってあることだし、1年や2年の浪人生活をあまり深刻に考える必要はなかろうかと思う。
【ちょっと思ったこと】
  •  昨日の日記で、不審船追跡に関連して「どうせ直撃できないのだったら、爆弾など投下せずに、巨大なトロール網を空からぶっかけるとか、スクリューが回らなくなるようなネバネバ球を...」というようなことを書いたが、3/26に帰港した護衛艦の幹部の記者会見によれば、網はホンマに使っていたらしい。3/27朝日新聞記事によれば、24日午前4時すぎには、護衛艦「はるな」が不審船の前に回り込み網を流したという。といっても使用したのは積んでいた見学者転落防止用の網(約350m)だというからお粗末な話だ。そんな幅の狭い網ではスクリューに引っかからないし、網を使った捕捉訓練すらしていない模様。これではまるで、昔やっていた人気番組「風雲たけし城」のファイナル戦(←ちょっと古いかなあ)と同じではないか。

     同記事では、ほかに、不審船が船尾から猛烈な排煙を出していたこと、防弾チョッキは配備されていなかったこと、「当時は、ヘリの管制の通常訓練として出港した」(第三護衛隊群司令部)ことなどが明らかにされている。
【5LDKKG作業】
  • 雨が降り始めていたが、昼休みにブロッコリーの苗3ポットを植え付け。
【パズルを作る(6):三角形←→四角形】

[Image] [Image]  同じ切片で正三角形も正方形も作れるというパズル。左右の写真は倍率が異なっているが、同一の切片から組み立てられたもの。切片が分かるようにわざとずらしてある。

 芦ヶ原伸之氏の『1年遊べるパズルの本』(ごま書房、1982年)を手に持って、ページをパラパラとめくると、右上角のところにその変身の様子がアニメーション化される。

 切り方は必ずしも左右対称でなくてもよく、1通りとは限らないようだが、厳密にどういう比率で切ればよいのか、正確な比率をご存じの方はお教えいただければ幸いです。

 前回まではもっぱら直角二等辺三角形の木片を利用していたが、今回のように斜めの切り口が必要なパズルでは加工が面倒になる。ここでは、ホワイトボードなどに貼り付ける目的で市販されているカラーのソフト磁石板を使っている。これに型紙を使って線を引き切り取る。遊ぶ時は、磁石が張り付くブリキ板の菓子箱などを使えばよい。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】