じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ツルニチニチソウ。丈夫でどんどん増えるが、丈が低いので雑草をこまめに取らないと埋もれてしまう。


3月21日(日)

【思ったこと】
990321(日)[一般]地域振興券を何に使うか

 日曜日の朝っぱらからドアを叩く音がしたので何かと思ったら、郵便配達の方が、地域振興券の引換券を「配達記録郵便」で届けに来られたところだった。配達員の方に「サンタクロースさんみたいですね」と声をかけたらニッコリされた。印を押して封筒を受け取る。我が家はこども2人で4万円の臨時収入となった。年度末にまことにありがたいプレゼントである。

 『リビングおかやま』という無料配布紙に、この振興券を使った場合のいろいろな特典が紹介されていた。かなりの店で企画しているのが、振興券1枚(1000円)につき100円の金券プレゼントをする(もしくは1100円分として使える)というもの。1200円分として使えるとの案内状を送ってきたレストランもある。

 商品は、一般商品のほか、薬局、旅行、健康ランド、2万円ぽっきりのカメラ、乗馬の特別レッスンなど。振興券をもらえなかった人のために、ビール券、図書券、おこめ券でも可という変わった企画を出している専門店会もあるようだ。

 我が家の場合、アパートが狭くであまり購買意欲が湧かないところだが、強いて言えば、中古の軽自動車(←これは振興券だけでは買えませんなあ)、ファクシミリ、娘の部屋のクーラー、息子のベッドといったところだろうか。

 ところでこの振興券だが、自分の損得を抜きにグローバルな視点から経済効果を考えた場合、はっきり言ってあまり役に立つとは思えない。少なくとも我が家の場合は、もともと買おうと思っていたものに使うだけのことであり、消費の総支出が増えることは無いだろう。地方選挙があるようだが、振興券が貰えたからと言って、その実現に貢献した政党に投票する気はサラサラ無いし、そういうことが成果であるような街頭演説をされてもパチパチ拍手する気持ちにもなれない。あくまで、貰えるなら貰っておこうという程度だ。

 この振興券をめぐっては、子どもの居る家庭に配布されたのだから子どものために使うという人も多いらしいが、本来の趣旨は地域振興型の内需促進効果を狙っただけのことであって、別段、育英手当として交付されたものでは無いと思う。念のため引換券の入った封書をチェックしてみたけれど、
 あなたは平成11年1月1日において15歳以下の児童の属する世帯の世帯主として地域振興券の交付対象者となっておりますので、下記の通り交付を受けてください。
という案内文があるだけで、交付の趣旨は何も書かれていない。もっとも、子どもたちがこれで何かを買えと言ってきた時に全く無視できるというものでも無さそうだ。いずれにせよ、4万円という固定された金額についてその最善の活用法を考える良い機会にはなっていると思う。
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • 冷たい雨が降り、搬入は一切せず。車にパズル類を詰め込んだだけ。
【パズルを作る(1):The Soma Cube】

[Image] [Image] 昨日の日記で、子供の発達に役立った(かもしれない)はめ込み型の木製パズルをとりあげた。本日からは、不定期連載で、自分で作ったパズルを紹介させていただきたいと思う。第一回目はソーマ・キューブと呼ばれているもの。

 立方体4個を接着剤で張り合わせて作る立体(テトロミノ)のうち、棒状のものと、2×2の正方形状のものを除き、代わりに立方体3個によるL型立体(トリミノ)を加える。これらから右のような3×3×3の立方体を作るというのが基本だ。

 今年の1月30日に亡くなったポリス・ニキーチン氏(1/31の日記参照)の『ニキーチンの知育遊び』(暮らしの手帖社)に「みんなの積み木」として紹介されており、白木のキューブを出版社宛てに注文して自作した。

 2/20の日記でふれた『Creative puzzles of the world.』(ISBN0-8109-0765-8、ペーパーバックは0-8109-2152-9)という本では、The Soma CubeとしてPiet Heinの名と共に紹介されている。上掲の『ニキーチンの知育遊び』の本には、この部品を2個から7個全部まで使った62通りもの組み合わが紹介されており、大人でも十分に楽しめる。

 なお、上記の部品からトリミノを除き、棒状のものと2×2の正方形状のものを加えた8通りのテトロミノからも直方体ほかいろいろな立体が作れる。『木のパズル』(芦ヶ原伸之、1987年、創和出版、ISBN4-915661-19-9)では「テトロ」という名前で紹介されている。たしか「ジェミニ」というような名前でも市販されていたと思うが定かではない。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】