じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

2月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

2月28日(日)

【思ったこと】
990228(日)[生活]使える物ではなく使う物を

 2月10日の日記で「持家より貸家」の話、2月18日の日記では「所有するとはどういうことか」という話題をとりあげたが、これらは一般論であると同時に、結婚生活15年を超えた我が家の生活環境についての自省でもあった。

 昨日の日記にも書いたように、当面の方策として、近くの古家を倉庫がわりに借りることになり、アパート側の3LKの居室のうちの2部屋を子どもたち専用の部屋として使わせ、残り一部屋を夫婦の部屋として確保する計画を実行している最中であるが、移動作業をしていると、よくぞこれだけの物がアパートの中に詰まっていたと驚いてしまう。

 我が家の場合、夫婦揃って「勿体ないがりや」のところがあり、当面使う予定が無くても、使える物はとりあえずとっておこうとする傾向が強い。さらに私の場合、粗大ゴミ置き場でまだ使えそうなものを見つけると人目もはばからずに運び込んでしまうところがある。妻のほうは収納の合理性よりも見た目の綺麗さを重んじるところがあって、本棚が満杯になると奥側と前側に2列に本を並べ、さらにその前にトールペインティング何たらの飾りを並べる。とうぜん、本は容易には取り出せない。奥側などは、何の本を置いたのかもすっかり忘れてしまい、そのまま次の引っ越しまで埃をかぶることになる。

 運び出す過程で特に驚いたのは、子供たちが生まれてからのおもちゃや絵本がほとんどそっくり残っていたことだ。また、8年前に長崎から転任した時に袋詰めされ、以後いちども使われずに収納されていたものもあった。
  • 本は、子どもたちの絵本、月刊誌、攻略本などなど。
  • おもちゃは、赤ちゃんが握るものから、ブリキのバス、トミカ、レゴやダイヤブロック、ガンダム...
  • 長崎在住時に使っていたこたつ、こたつぶとん、暖房マットなど
  • 古いシーツ、クッションなど
「まだ使える」と思ってとって置くと、結局部屋が狭くなりあげくの果てには身動きすらとれなくなる。使えると言ったところで使う人が居ない。孫でも生まれれば話は別だろうが...。

 省資源とかゴミ削減が叫ばれているおり、物を大事にとっておくこと自体は決して悪いことではないと思うのだが、こういうアパート暮らしにあっては、やはり基本は「使うものだけを置く」ということかと思う。1年間も2年間も一度も使わない物については、いかに活用するかを考える義務があると言ってもよいぐらいだ。新品なら施設に寄付したり知人に譲る。機会があればフリーマーケットに出す。新しく物を買おうと思ったら、その前に、今ある物のうち何を捨てるかを考えること...こういうことを日常的に点検していく必要があるだろう。ひとくちで言えば
活用されない物はじぶんの物ではない
ということか。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • 敷地の周囲に溝を掘る。枯れ草などを埋めて再び土をかぶせ、テンニンギクとルドベキアの種でも蒔こうかと思っている(いずれも花期が長いため)。他にジャガイモ用、二十日大根用、小松菜用の畝を作る。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】